異例

先日、買い主さん夫婦が内覧に訪れた際、
この家の購入を決めたポイントを聞いてみた。

実は買い主さん、数か月前から、
新築中古に関わらず、家探しを続けていた。
希望通りの家を予算内で探そうとすると、
なかなか見つからない。

図面を見ていいなと思って、見に行くと、
実際は設備が使いにくかったり、
何より部屋の感じが素っ気なく、
特に奥さんがしっくり来ない物件ばかりだった。

そんな中訪れた不動産屋さんで、
うちを紹介された。
しかし、築年数、価格、図面上でのイメージから
すると、候補に上がるかどうか微妙なセンだったと言う。

でも一応、ついでに見てみようと思い、
最初に内覧に来られた際、
部屋の雰囲気が奥さんのイメージや趣味に
はまっていて、初めてしっくり来る感じがして、
自分がこの家に住んでいる姿が自然に想像出来たと言う。

ポイントをまとめると、
ご主人の実家に近い
予算内
家選びにウルサイご主人の親も納得している
何より、奥さんが部屋の雰囲気の良さ、
設備の使いやすさを気にいっている

こんなところ。

買い主さん夫婦自身も、今まで全然決まらなかったのに、
この家を最初に内覧してから、2週間足らずで購入を決めた事に
驚いていた。

不動産屋さんもこれだけの条件が
重なってのスピード契約は異例だとの事。

奥さんが言っていた。

「女性目線でかなり細やかな気遣いがされた
 各設備(照明、配線、配置)、間取り、
 フローリングやクロス、カーテン等のセンスに
 すっかり陶酔しました。」

妻のセンスが褒められたので、嬉しいやら切ないやら。

「妻も喜んでいると思います」と言いたかったけど、
涙が溢れそうで言えなかった。

あと、ご夫婦揃って、
「築年数からすると、あり得ないくらい、
 家の中が綺麗。フローリングも艶があり、
 キズも無い。クロスの汚れ、キズも無く、
 ドアも同様。洗面やキッチンの水回りも
 目立った汚れが無い。これならこの価格も納得」


妻の形見を、妻に怒られるといけないと思って、
僕なりに汚さないように、壊さないように
気遣って来たのがよかったみたいだ。


今回の一連の事は、

やっぱり妻がこの夫婦を連れて来たんだと思う。
自分と波長の合う人を見つけてきたんだなと。

この人達なら大切に使ってくれそうかな。


でも、切ない気持ちには変わりない・・・


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かすみさんへ

やはり必然、導きの力が働いているんでしょうね。
常に傍で見ている、寄り添っている、
そう信じたいです。

陶酔したと言ってもらえる程、気に入っていただいて
良かったですね。
きっと素敵なお家なんでしょうね。
見てみたいです。

やはり、奥様が連れて来られたんですよ…。
奥様が愛情を込めて、拘って新築した家ですから、
大切に住んでいただける家族にお譲りしたかったと思います。

うちは主人が独身の頃、震災で半壊した実家を速攻で建て替えたので、あまり拘りはなく、ただただ丈夫にとお願いし、建築したと聞いています。

当時20代半ばの若い主人…
貯金などなく、親の援助もなく、全てローンで建て替えた家。
他に兄弟がいるのに、兄弟は親から逃げて、とっくに家を出ていた(主人の姉は主人の自死後、その事を詫びていました。弟は知らんふりです)。

主人の両親は高齢で(当時父親は70代)、主人がこの家で両親の面倒を看て生きてきた。
そんな主人の、汗と涙と苦労の詰まったこの家に、私は嫁ぎました。


なので、私はこの家を出ることは出来ません(時々辛くて逃げ出したくなりますが)。
ですが引越しをしない限り、今の危うい精神状態からは逃れられないと思う時もあります。
せめて、時が経てばインテリアを変えたり、リフォームをしようと思っています。

るい37さん、引っ越しの日が近づいていきますが、お体に気を付けて
下さいね。

のあさんへ

デザインや設備が一般的とは言えない家なので、
気に入る人は少ないと思います。

ただ、好きな人にはハマるという感じですね。

それにしても今回は、かなり妻の意思が働いているんだと思ってます。
でなければなかなか説明がつきません。


ご主人は優しく強く、実行力のある人だとお見受けします。
でなければその状況で、建替えは決断出来ないでしょう。
人が人である温かみを感じます。

あちらでは、ご先祖様やお父様達に感謝され、
迎えられている事と思います。

ご自宅にはご主人の想いがさぞ強く残っているんでしょう。
自分の半生を語るに相応しい家。

その家に、のあさんが住み続けるのも、引っ越すのも、
そこにはご主人の意思が働くのだと思います。

今はそこに住み続けるようにとご主人が言っているのでは
ないでしょうか。

いつか引越しの機会が訪れた時は、ご主人がそう言っているんだと
思って、自分の直感を信じて進めばいいと思います。

模様替えやリフォームで少しでも、心が安定する時が
訪れるといいですね。

お互いに自分の状態を常に考えて、ムリのないように
生きていきましょう。

ありがとうございます。


プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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