青春

荷造りの最中、1枚のCDが出て来た。

これは妻と付き合い始めによく聞いていたもの。
2人が付き合う少し前にデビューしてたグループで、
僕もいいなと思ってた。

妻と付き合い始めてすぐに、彼女がこのCDを持って来て、
ドライブ中にカーステに投入。

僕「あ、アルバム出てたんだ」
妻「この間、買ったんだ。なかなかいいよ」

曲が流れ始める。
僕が一番好きな曲が最初に流れ、その後もお気に入りが続く。

妻「貸してあげようか?」
僕「いいの?買ったばっかなのに」
妻「また会った時に返してくれればいいから」

その後、毎週のように会っていたにも関わらず、
僕はCDを持っていくのを忘れ、結局、2か月以上借りていた。

妻は、いつもしょうがないなぁ、と半ば呆れ気味で、
「〇〇クンにCD取られた」と笑いながら文句を言っていた。

この話題はその後、恋愛中も結婚してからも、事ある毎に
妻に言われ続けて、2人の中ではいい想い出となっていた。


そのCDを今、一人で聞いてみる。

当時の事が鮮明によみがえる。
若い2人の数多くのやりとり。
たくさんの想い出の場所。
たくさんのイベント。
笑って、泣いて、怒って、いつも一緒だった。
妻の笑顔の為なら何だって出来た。

本当に楽しかった。
妻への恋心、あのときめき。次に会う時が待ち遠しくて、
日々、デートプランを練ってた。
ズボラな僕がなぜあそこまで、マメになれたのか、
運命と言う以外、他に無い。

まさに青春と言っていい。



約17年後、いったい誰がこの結末を予想しただろう。
妻にCD借りた時、あと12、3年で彼女が自死で亡くなるなんて、
僕も妻も思うわけがない。

今日は不安定な日みたいだ。胸の締め付けがきつく、涙腺が緩い。


もう一回、妻と一緒にこのCD聞きたかったな。
あの世で会ったら、一緒に聞いてくれるかな・・・



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No title

おはようございます。結婚式でのキャンドルサービスで使う曲を二人であれでもない、これでもないといいながらやっと決めた二曲・・・。

結婚記念日に必ず聞いてました。とってもやさしい気持ちになれました。

今はもう聞けません・・・。聞ける日がくるのでしょうか。

私も昨日は、心が不安定で昼休み車の中で泣いておりました。
なんともいえないせつなさ、苦しさ、絶望感で・・・。


主人も車が大好きでいつも車の雑誌やドライブに連れっててくらました。とっても車の運転が上手でしたよ。もう一度助手席に乗りたいです。

るい37さんのコメント、記事を読むとどこか主人を思い出されます。

主人の妹も結婚半年で自死し人の痛みを知っている人でした。
私は、彼の苦しみも悲しさも解ろうとしてませんでした。

もう少し彼の気持ちに寄り添っていれば、違う人生だったのでしょうか。

かすみさんへ

涙が出てつらいけど、いつまでも大切にとっておきたいですね。

懐かしさと悲しさで心がいっぱいになります。
でも、横で聞いてくれるのならこれからも聞こうと思います。

No title

そんなこと、思うわけないですよ・・
未来のことなんてわかるわけないです。
明日のことだってわからないんですから。
その瞬間までわからないんですから。

少し落ち着かれましたか?
日によって不安定なことありますよね。
特に片づけられてたら、思い出の品もいっぱい出てきますからね。
どれだけ楽しかった思い出の品でも今みると苦しいものですね・・

私には思い出の品もほとんどないし、彼のアパートも市役所の職員の方が整理されたので、その中の写真(証明)1枚と時計をいただいただけです。
しかも・・大切な写真も一昨日から失くなってます・・はぁーーーー
どこへいったんだか・・><
主人に見つかってもまずいし・・
たった1枚しかないのに・・><
もっともらっておけばよかった・・

kirarafuuさん…

るい37さん、初めてコメントします。
辛くてコメントは出来ずにいましたが
いつもブログを拝見させていただいて奥様を想う気持ちが溢れていて
こちらも励まされ生きなくては…と
力をもらっています。

ただ最近、ある方のコメントがツライ…
少しツライ気持ちを吐き出させてください…

kirarafuuさんへ

あなたご主人いるじゃない。
はじめの頃、私が辿り着いたあなたのブログには、大好きな彼って書いてあった。

身体の関係有る無しに関わらず
会ってるし亡くなった方の写真だってご主人に見られたら困るでしょ?

不倫、浮気、本気…
自死遺族でブログしてる
どれを取っても違和感を感じる…

あなたのブログなら見なければ済む
けれど他の方のブログへのあなたのコメントは他の方に混じって
どうしても自然に目に入ってしまう

励まされるはずのみなさんのブログが
毎度、ツラくなってしまう…
もうすぐ本命日…

配偶者、婚約者、既婚者でない恋人同士…
みなさん、お相手と運命共同体…

あなたは、どう考えても違う
ご主人が居て、大好きな彼とか依存とか平気でブログや、ましてや色んな人が見る、人のブログにまで所構わずコメント…

るい37さんがではなく、他のブログ主さんの中には
あなたのコメントに違和感を感じても話を合わせるしかないじゃない?
自分が場違いだってこと気づない?

コメントを見ると立場の違いに軽々しく思えて不快で不愉快…

言論の自由はあるけれど、
そんな方々のブログのあちらこちらに、やたらコメントしないでほしい…
不快に感じるのは私だけではないと思う

親や兄弟姉妹、お子さんを亡くされた方…
色んな方が居て立場が違うのは構わない。
むしろ共感する時さえある。

私は心の浮気もなく生きて来た。
だから余計にあなたのコメントが
気に障りツラくなる

ブログも非公開にしてほしいくらい
軽々しく大好きな彼なんて言ってほしくないよ
一緒にされたくないよ
もうやめて…

あなたのブログへ直接コメントしようと思ったけど
今の私には手続きが難しくて
出来ずに、るい37さんの所で
失礼する事になりました。

るい37さん、初めてのコメント投稿がこんな形の投稿、ごめんなさい。

コトが大きくなるのは不本意なので
るい37さんは静観してくだって
結構です。



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同感です

文章を読んで、泣けました。
私も同じような経験をしています。
CDの貸し借りはありませんが、ドライブ中、
二人でお気に入りのアルバムを聴きました。

主人の自死後、車の買い換えが決まり(主人の車は大きすぎて運転できないので、コンパクトカーに買い換えました)
車を手放す数日前に、車内で一人で聴きました。
色んな思い出が鮮明に蘇り、胸が締め付けられ、涙が止まりませんでした。

結婚して、まさか8年後に、こんな結末が待っていたなんて。


うちの主人も、るい37さんと同じようなことを言ってくれました。
「妻の笑顔の為なら頑張れる」って。
主人もマメで、結婚してからも遠出する時は、何日も前から情報を集め、プランを練ってくれました。

るい37さん、私も今日は不安定でした。
知人から、主人の笑顔の写真が欲しいと言われ、昨年末の旅行の写真をプリントアウトしました。
その途端に悲しみが襲ってきて、眩暈で倒れそうになりました。

るい37さんのブログを見る度に、同感することが多過ぎて、少し驚いています。








ふーこさんへ

こんばんは。

結婚式の曲もかなりの重さですよね。
私はムリヤリ涙をぼろぼろこぼしながら、
大泣きして、式に使った曲達を聞きました。

聞ける日はきっと来ます。自分でも知らない内に
何かしらの変化が芽生えるはずです。

言葉に出来ないほど想いが大きくなり過ぎると、
ただただ泣く事しか出来ないと思います。
そうやって一日一日を何とか過ごすしかないですよね。

ご主人も抱えきれない悲しみを背負っておられたんですね。
だからこそ人に優しくなれるのかもしれません。

その悲しみはそう簡単に理解出来るものではないのではないでしょうか。
時間をかけて少しずつその想いを分かち合えればよかったんでしょうが、
悲しすぎますね・・

ご主人と私は何となくいい友達になれたような?気がしますね。










kirarafuuさんへ

そうですね。
今では明日死ぬかもしれないと思って、日々を生きています。
人間なんて分かりません。

ほとんど不安定な日々で、安定する日が
増えていけるようにしたいですが、
なかなか自分の力では難しいようです。

想い出の品は多い方がいいと思える時があれば、
多過ぎるとつらさも多くなる時があるので、
矛盾との戦いです。

のあさんへ

2人の波長が合う、お気に入りの曲はやっぱりありますよね。
それを聞けば記憶はいつでもよみがえります。
いいのか悪いのかはその時々によりますが。

2人の想い出がたくさん詰まったご主人の愛車、
泣く泣く手放す事になったつらさ、切なさは
痛いほど分かります。本心はずっと傍に置いておきたいのに、
物は確実に劣化してしまうので、いやでも現実を
見なければなりません。

何でこんな事に、なぜ自分たちがこんな目に、
考えても結論は出ませんが、そう思わずにはいられません。


「妻の笑顔」これは何ものにも代えがたいほど、
いつも見ていたいのです。私もその為にかなりいろいろ動き回りました。
ご主人の、のあさんへの一生懸命さは手に取るように分かります。

写真、まだまだ涙なしでは見れませんね。
動画を見るとさらに涙が倍増してしまいます。

でも見たい・・この葛藤からは一生逃れられないのかも。

No title

ありがとうございます。本当に主人が生きていたら理解しあえる友人になっていたと思います。

ここ数日また眠れない日々で、時々何もかも投げ出しどこか遠くへ
逃げ出したい気持ちでいっぱいです。毎日「もういいでしょ。」と主人の遺影に話しかけてます。

会いたいですね。

ふーこさんへ

何もかもを投げ出して世捨て人になりたいと言う思いは、
事ある毎に顔を出します。

でも、その姿を見て妻がいい顔をするだろうか、そう思い直す。
その繰り返しですね。

今でも妻の元に逝きたい気持ちは消えません。

会いたい・・ いつまで苦しまなければならないんでしょうね。

そんな自分自身を十分に労わりましょう。
プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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