それはちょっと違う

先日、職場で他部署の女子と話していた時の事。

結婚についての話になって、僕が独身で妻に先立たれたと言ったら、その女子は知らなかったみたいで、
わりと驚いていた。(もちろん、自死は話していない)

基本、妻の死については自部署の人間しか知らないし、(しかも自死はさらに一握りの人間しか知らない)
自部署の人間も他言無用を貫いてくれているようだ。

そんな中、今回、妻の死をごく普通に話せている自分に驚いた。

後日、その女子と自部署の女子の会話で、今回の事が話題になり、
自部署女子 「へー、〇〇さん、奥さんの事話せるようになったんだね、
         当時は奥さんの事は決して触れてはいけないと思わせるほど、悲しんでたのに、
         立ち直る事が出来たんだね、良かったー。」

うーむ、確かに話せるようになったとは言え、「立ち直る」と言う言葉が引っかかる。

立ち直る、の意味は、酷い状態になったものが、もとの良い状態に戻る、となっている。
今の状態は、悲しみや切なさや何も変わらず、希死念慮も相変わらず消えていない。
無気力な自分もまだまだ色濃く残っている。

見た目に普通に生活してるように見えるから、立ち直った、何て思われるのかな。
生きていく為に、この現状にムリヤリ自分を慣れさせただけの事。

妻がいない限り、もとの良い状態に戻る、なんて事は絶対に無い。

あと、乗り越えると言うのも違和感がかなりある。
乗り越えるは、何だか妻の死を踏み台にしてるような気がして、到底出来るわけがない。

立ち直る、乗り越える、これは一生あり得ないから、自死遺族には使って欲しくない言葉。
まあ、こんな事を思うのは僕だけかもしれないけどね。

自部署の女子に、立ち直るについて、それはちょっと違うよと言いたいところだけど、
言うだけムダで疲れるから、スルーしておいた。

立ち直れるものなら、立ち直りたいよ・・・


にほんブログ村




スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

同感です

るい37さん、
自死遺族にとって、「立ち直る」とか「乗り越える」とか「元気でいる」とか無縁だと思います。ただ出来ることは、何とか生きて、この状況に慣れるだけだと思います。

チワワさんへ

元気も出るわけないですよねー、「元気?」と聞かれて元気だとは未だに言えません。
ただ、生きているだけです。

No title

私は次女をやはり自死で三年前に亡くしてますが・・
心から笑った記憶がないです。当たり前ですよね。
たとえば、手足を失った人が、二度と自分の手足を
取り戻す事ができないように、
自分の一部だった次女は、取り戻せません。

たとえば、骨折して入院している時に、
友人が、どう?もうそろそろ、治ったのかな?なんて
お見舞いに来てくれたりして、
それは、軽い感じがむしろ嬉しいものです。

しかし、親族や我が子などを亡くしている場合は違います。
二度と元に戻れない運命を背負わされています。
この深刻さはとてもわかってもらえない様です。
少し、苛立ちと腹立たしさも感じます。
私達って、すごく我慢して生きていますよね?

No title

今日は朝起きて会社行く気にならず、午前中サボりました。
たまにこうしてないとやってられません。

「立ち直る」とか「乗り越える」とか第三者から軽々しく言ってほしくない、言うべきでない表現だと思います。そんな表層的な言葉で片付けられたら、亡くなった妻がかわいそうに思えます。

時間が経って癒える人はいると思いますが、そうでない人や逆に辛さが増す人がいることは、やはりなった者でないとわからないことなんですね。

こんにちは

こんにちは。
今日もお疲れさまです。

立ち直れるわけないですよね。
これから先、生きている間はずっと心はボッキリ折れたままだと思います。
周りからはどう見られているかわかりませんが、会議とかでひさしぶりに顔を合わせた同僚に「思ったより元気そうじゃん」とか言われるとイラっとします。
所詮、それを体験した人間じゃないとどのような心理状態になるかわからないです。
事実、自分自身がそうでした。
あの日までは他人事だったんです。
でも、それを力説したところで他の人はわからないでしょうね。
来月は結婚20周年です。
家内の好きな料理やお酒を一緒に楽しみたいと考えています。
オフ会では家内の自慢話をするかもしれませんが、しばしのお付き合いをよろしくお願いします😋

ミルキーさんへ

大切な人の自死を経験したその瞬間から、自分の心はもうこの世から無くなったしまったので、
この世で何があっても心から感じる事は出来ないのかもしれません。

自分の一部が無くなったような喪失感も完治などするわけがありません。

うまく言い表せない苛立ちも、ぶつけようのない腹立たしさもよく分かります。
我慢と言う一言ではとても片づけられない、この世での生活ですね。

通りすがりさんへ

サボりたい気持ちは毎日です。(笑)
自分の心に正直に行動する、これは大事なので、
サボりたかったらサボればいいんです。
仕事なんてその程度でいいと思います。

時間がどれほど経てばこの心が癒える時が来るのか、まだそういう兆しは全くないですね。
悲しみは辛さは、逆に年月とともに増していく人の方が多いと思います。

みっちとましゃさんへ

こんばんは。

元気そうじゃないか、他人事を象徴するかのようなセリフですね。
自分がそういう事を言われた時は、もっと元気くれよ、と切返しています。

口でどれだけ言っても、この状態は到底分かってもらえるものでは無いので、
普通の人との関わりはホントに疲れます。

結婚記念日は、想い出にどっぷり浸って、この世から存分に逃避していいと思います。

妻の自慢話は私もネタは尽きないと思いますので、お互いさまですね。
話しているうちに泣けて来るかもしれませんが、どうかお付き合い下さい。(笑)



辛いです

こんにちは。
8月に入り、世間では祭りやら花火大会やらで浮かれた連中ばかりの中、相変わらず心沈んだ日々を送っております。

自分は夫の死以来世間とは隔離した状態に近いので、接する人間は限られているのですが、これでも再就職を考えている身なので、今後社会に出た際にどのように周囲と関わっていけばいいのか悩んでいます。そもそもこの年齢(40代前半)で再就職が可能かどうか分かりませんけど。ハローワークや面接でもおそらく夫の死のことについては聞かれるでしょうし、事故死とか言ってごまかしても、見下した態度を取られるのは必須でしょうし。

もう色々と周りは何も分かってくれないのが辛いです。自分も消えてしまえたらどんなに楽なことか。

ももんさんへ

こんばんは。

夏は何かとイベントも多く、ムダに盛り上がっている気がします。
そんな世間にはとても迎合出来ないですね。

自分の現状を周囲に分かってもらおうとすると苦しむので、
分からなくて当たり前、誰にどう思われようと関係ない、そんな考え方が出来たら少しは生き易くなるかもしれません。
言うのは簡単ですが、これがなかなか難しいです。

消えてしまいたい気持ち、私も毎日抱えて生きています。
何か自分の存在意義が見つかれば、また変わって来るかもしれませんね。





管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

まるさんへ

こんばんは。
お疲れ様です。

立ち直ると言う状態、その言葉を発した人に聞くと、とにかく元気に以前と変わらぬ生活を
送れるようになった事と答えると思います。

そうであるならば、やはりそんな状態には一生ならないと思います。

立ち直るや乗り越えると言う言葉を使う人は、乗り越えられない試練を受けた事が無いのだろうと思います。

花火大会ですかぁ、遠い昔に妻と見た記憶のみで、今はとても見に行きたいと言う気持ちにはなれません。
花火を見ても、楽しかった想い出ばかりが脳裏に浮かび、切なくなるばかりです。

今日も暑かったですねー、暑さに対しては、乗り越えようという気持ちになれます。(笑)
ありがとうございます。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

のあさんへ

この現状に慣れて来た(あくまで以前に比べて)と言っても、
様々な闇の感情は全く変わらず存在していますので、
気持ちが安定する日などありません。

自死遺族自身でさえ、メンドクサイと思える心情ですから、
第三者には当然理解不能ゆえ、タブーとされる言葉が発せられるんですね。
それは仕方が無い事だと分かっている自分と、納得出来ず怒れる自分とが共存しています。

この先も、自死遺族となった過去を振り返って、良かったなどと思える日は一生来ないと思います。

心ない言葉に傷ついた経験を持つ人は、自分が経験した事の無い苦しい状況に置かれている人に対しては、
何も言えずダンマリを決め込むのだと思います。何も言わないのが一番いいと分かっているのです。

軽々しく言葉を発する人は、自分が傷ついた経験が無いのだと思うようにしています。



管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

hikariさんへ

はじめまして。
コメントありがとうございます。

「立ち直る」わりと簡単に使われる言葉ですが、元に戻れないのに、
「直る」はムリな話ですね。

その類の言葉にムキになって突っかかった事もあり、もちろん殺意にも似た感情を抱いた事もありました。(笑)
その内にいくらこちらが主張しても、経験していない人には理解出来ないのだと悟りました。

なので、逆に自分が経験した事の無い状況については、かなり慎重に発言するようになりました。

仕事は、社会との繋がりは必要かなと言う思いで何とか続けています。ただ、やる気は全く湧いて来ませんが。

まだまだ暑い日が続きます。どうか心身ともに、ご自分を労わってあげて下さい。








プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR