頷けるようにはなりたくなかったけど

先日、TVである霊園を取材している番組を見てた。

お墓参りに来た60代の女性。
七年前に最愛の一人息子をガンで亡くしたとの事。

熱心にお墓掃除をしていた。
息子さんが亡くなった当初は、人に会うのがイヤでイヤでずっと引き籠っていたらしい。
他人の子供の話を聞きたくなくて、息子の事を聞かれるのがイヤでとにかく外との関係を遮断してたとの事。

女性は、取材に応じながら、
こんな事になるのなら息子ともっともっとたくさん話しておけば良かった。
逢いたくてたまらない。

時折、涙を流しながら語っていた。


自死遺族になる前なら、ふーんそうかぁ、で終わっていたけど、
今は、その女性の思いがイヤになるほど良く分かり、
終始TVに向かって、うん、うんと涙ぐみながら頷いていた。

比較にはならないとは思うけど、ガンで亡くなったのなら、
言い方は悪いけど、諦めも覚悟もある程度は出来ると思う。

自死の場合は、「可能性」がつきまとう。

あーしていたら、こーしていたら、そのどれもがまだ見ぬ未来を想像させ、
遺族を苦しめる。

今回のように、他人の悲しみを理解出来るようになったのは、
人として大きくなったのかもしれないけど、その代償はあまりにも大きい。
誰もこんな経験などしたくない。

これも転生輪廻の修行のうちなのだろうか。
あまりにもむごい修行だと思う。


ここのところ、吹く風に秋を感じるようになった。
ミスドにも栗系のドーナツが増えて、こんなところにも秋を感じる。

季節は確実に巡っていくんだね・・・

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悲しみの理解

るい37さん、
お墓を掃除していたご婦人の気持ちが分かりますね。
自死遺族には大事な人を亡くした悲しみだけでなく、「あーしていたら、こーしていたら」という後悔や自責の念が強くつきまといます。
自死遺族になって、大事な人を亡くした人の心の痛みをより理解できるようになったのは、払いたくない大きな代償を払ったからだと思います。でも、払った代償は大きすぎて、辛すぎます。
大事な人を亡くした人の気持ちには鈍感になるかもしれないけれど、自分の大事な人には生きていて欲しかったです。

No title

妻が亡くなる前から、人の痛みを慮って行動するよう努めていたつもりですが、こんな体験をしたことで“人の痛み”を身を以て理解することになりました。

自分が今向き合っている人も内には他人の知らない辛い経験があるのかもしれないと、嫌な思いをしても一拍置いて考えたりします。

こういった分別がつくようになったことは人間として大事なのかもしれませんが、その代償はちょっと大きすぎますね。ほんと寂しい。他の誰にも頼れない、おカネでもどうしようもない、生きてて何があるんだろう。

徳永英明の最後の言い訳という歌の歌詞「一番近いものが一番遠くに行くよ。一番近くにいても一番分かり合えない」。自死を歌うものではありませんが、私の心境に近くて涙が出ます。

ほんとに、鈍感でノンキだった「それ以前」に戻りたい。
代償は余りにも大きい。辛いです。

チワワさんへ

人間的に成長したとしても、こんな代償が必要なら、
成長など全く要りません。

自死遺族の気持ちも、自死と言う言葉自体も知りたくはありませんでした。

同じ自死遺族の方との繋がりが出来た事だけが唯一の救いかなと思います。

通りすがりさんへ

自死遺族となってから、自分の主観を極力抑えて人を見るようになりました。
人にはみなそれぞれの事情があるんだと思うようになりました。

何が正しいのでは無く、正しいものは複数あるのだと思います。

歌の歌詞についても、以前は気にも留めなかった内容が、
自死遺族となってから心に響くようになったものがいくつかありますね。
ここまで人間が変わるなんて、それほどの強い衝撃を受けたのだと思います。


マミー☆ さんへ

のんきに普通の生活のありがたさに気づかずに、
一生過ごしていたかったですね。

どうやっても過去には戻れないので、自分が慣れていくしか無いと思っています。

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runさんへ

こんばんは。

今週は雨の日が多いみたいですね。

あ、そういう番組名だったんですね。
たまたまTVつけたらやってたので、教えていただきありがとうございます。

十人いれば十通りの事情がありますね。
夫婦、確かに赤の他人なのに、どうして血よりも濃い繋がりになるんでしょう。
不思議なものです。

オフ会は特に奇策も無く、会ってお話出来ればもうそれだけで十分な意義を持つと思っています。
メアドの問題は何とか解決しましたヨ。
runさんの気持ちをリアシートに乗せて行って来ます。(笑)

今でさえ、スイーツ男子は市民権を得ていますが、
その昔は男らしくないだの変人扱いでした。(汗)

好きなものを食べて、命を紡いでいきましょう♪

のあさんへ

圧力鍋で栗を・・美味しそうですね。
自分で出来ればいいんですがねー、今度やり方を教えて下さい。

私は手術はおろか入院した事も無いので、
気持ちは分かりませんが、分からないだけに、
未知の恐怖で不安ばかりになると思います。

自死遺族の後悔も自責も一生消えないですね。
耐えて慣れるしか、と言う感じです。
そういえば心の底から笑ったのっていつ以来でしょう。
少なくとも妻との時間が無くなってからは、記憶にありません。

面白い事があったとしても、どこか何か引っかかってると言うか、詰まってると言うか、
本当の感情が出ないようなそんな感じなんですよねぇ。

前世で悪行を犯したのか、来世への修行で、
これに耐えれば、魂のレベルと言うか階級が上がるのか
分かりませんが、とにかく酷過ぎる修行です。

自ら命を絶つって、人間だけですね。
来世は人間以外の生き物になれば、自死遺族にならずに済むのでしょうか。
でも、飼い主が自死したら同じですね。
うちの猫も妻が亡くなってからは明らかにヘンでしたから。

ありがとうございます。
安全運転で行って来ます。

のあさん、ご主人が必ず傍についていますから、
心の中でご主人の名前を言いながら、頑張って下さい。
私も微力ながら応援しています。


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るびーさんへ

みなさん、わりとご覧になってたんですね。

確かにTVで、本当は自死です、とは言えないような気がします。
もし、自分が取材を受けたら間違いなく取材拒否しますね。

配偶者の存在を聞かれたり、死別と答えた後に死因を聞かれたり、
もううんざりですね。
特に面識が浅い関係だとどうしても家族の話題になりやすいので、疲れます。

この環境に慣れたつもりでも、時折、どうしても逢いたい話したい衝動が
抑えられなくなる事ありますね。

気温が下がっていく季節の変わり目は、切ない気持ちが増加する時期かもしれません。
何とか気持ちを上げていきたいですね。



プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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