繰り返される黒い日

現在の通勤路。

その途中には妻を送った葬祭場がある。

毎日ここを通る度に、妻を送った日が否が応でも頭に浮かぶ。

初めて目にする索状痕、
物言わぬ妻、
一晩中、妻の遺影と遺体を見つめて、
ただただ茫然としてた通夜。

全く実感が湧かなかった告別式。

結局、涙は全く出なかった。
現実味が無いとはまさにこの事だったのだろう。

初めて涙が出たのは、その数日後に
妻の遺書を見返した時だった。

亡くなった当日は遺書を見ても、本当に何も
感じる事が出来なかった。
意識が飛んでいたのかもしれない。

その後はもう毎日泣き喚いていた。

その葬祭場は、信号の角にあるので、
信号待ちで停車する事も多い。
ただ、通り過ぎるだけならいいけど、
信号待ちしてると、どうやっても葬祭場の方を見てしまう。

そうすると、あの日が繰り返される。
そう、毎日。

通勤路変えようかとも思ったけど、
それもまた何だか寂しい気がする。
妻を感じられるのなら何でもいい、と言う思いが、
通勤路の変更を思い留まらせているのかな。

そうだ、僕の時もここで送ってもらうように
遺言でも書いておくか。

いや、自分がいなくなった後の事なんて
どうでもいいか・・・

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イタリアンさんへ

焼き場もきついですね。

私も以前、仕事で火葬場の前を通りましたが、
妻が焼かれた時の事が浮かび、
どうにも苦しくて、悲しくて、切なくて、
いたたまれない気持ちで通り過ぎました。

これもいつか慣れるのでしょうか。
慣れたくないですが、慣れないと自分が持ちませんね。

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のあさんへ

OKです。
コメント管理で、記事と繋がっているので問題ありませんよ。
ありがとうございます。

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runさんへ

こんばんは。

今年は全国各地で大雨に見舞われてますね。

ご主人の親族には困りますね。
こういう人達は言っても分からないので、
関わらない越した事は無いんですが、
無下にする訳にもいかず、疲れますね。

応える義務は無いので、あちらが諦めるまで
無視し続けるしか無い気がします。

どうかご自分の心と身体を優先して下さい。



はじめまして。

彷徨っていて、たどりつきました。
私も猫と暮らしてます。
猫って不思議ですよね。
世話をしている私の方が、支えられているんだと思えることもあったりして。
たくさんのサイトを見てきたんですが、初めてコメしました。
愛情あふれる優しい文章に、少し力をもらったような気がします。
また来ます。

猫まんま さんへ

はじめまして。

コメントありがとうございます。

猫を養う為に生きてると言いながら、
実は猫に支えられているのかなと
思う時はありますね。
遊んであげてるつもりが、遊んでもらってるとか。

ただ、思った事をそのまま書いてる
稚拙な文章ですが、何か感じていただけたのなら、
こちらも力をもらえます。

いつでもお越し下さい。

るい37さんへ

また、朝がきました。
この頃主人が夢に出てきて、はっとして起きると「やっぱり死んじゃったんだ・・・。」と現実に引き戻される、あんなに温かった手は氷のように冷たくなっていた主人・・・。死亡が確認された病院の前を通るたびに切なくなります。

もう疲れました。早く会いたです。もう一度温かい手を握り締めたいです

ふーこさんへ

私も妻が入院していた病院の前を通ると、
毎日、見舞いに行ってた時のつらい日々が
頭をよぎり、苦しくなります。

苦しんでいる妻を見るのもつらかったけど、
それでも生きていてくれればよかったのか、
それとも今、妻は楽になってるはずだから、
これで良かったのか、そんな答えの出ない問答を
繰り返しています。

手を握り締め、きつく抱擁したいですね。
今度こそ離さないと。
プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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