認めていないのに

職場で、普段はほとんど話した事が
無い人(50代男性)と
たまたますれ違った。

僕の左足を見て、
男性「それ、どうしたの?」
僕は、事の経緯を説明する。

男性「クルマがMT車しかなきゃ、
   乗れないよね。
   じゃあ、奥さんもMT車乗れるんだ?」

男性は、妻が亡くなった事すら知らない。

一瞬、僕は言葉に詰まり、
「ええ、妻もMT車に一応乗れますけど、
 あまり進んで乗りたがらないですね」


もう最近は妻の事を聞かれる事は
ほとんど無く、そのおかげで心が
安定する日が多くなったいた。

なので、ここでまた事実を説明して、
いろいろ聞かれるのもイヤだったので、
嘘をついてしまった。


もちろん、妻はもういない。
しかも妻はAT限定免許。

ここのところ、わりと安定する日が
多くなっているのは、
妻が亡くなった事実を、
自分でも知らないうちに認めているのかなと、
思っていた。

しかし、事実を話したくないと言う事は、
本心では妻の死を、未だにちっとも認めていないと言う事か。

嘘をついた事と、素直に話せない自分に対しての
言いようのないモヤモヤが体中に広がって、
苦しくなる。


この世にもう妻はいない。
社会的にも存在しない。
それは紛れも無い事実。
消す事も戻す事も出来ない。

確かにそう、そうなんだ。
そうなんだけどね、


面と向かってそれを認められない
自分がいるのを今回のような事で
思い知る。


それは、自分が認めたら、
妻はもっと遠くに行って
しまうんじゃないか。

いつまで経ってもこの想いは消えないな・・・

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No title

私は今の所、まだ何も事情を知らない人から
聞かれていませんが、と言っても、なるべく人と
会わないように、しているのですが、
やっぱり、きついですね。
お気持ちよくわかります。
でも、子供は何人?と聞かれた時、本当は二人ですが(でしたが)
一人と答えて、心の中で、息子に謝りました。
何とも言えぬ想いで、その場をそそくさと去りました。
ずっとこれからも、いろんな想いを抱えて生きていかないと
いけないんですね。
本当に自死遺族とは、悲しいものです。

明音さんへ

ホントは誰とも会わずに生活出来たら
いいんですが、そうもいきません。

事実を話しても、嘘をついても、
どちらにしろ心にダメージが
残ります。
あの言葉に出来ない想い、
堪えますね。

先の事は分かりませんが、
まだまだこの想いは消えそうにないです。
これが病気や事故で亡くなったのだったら、
また違った想いなのかなとも思います。

るい37さんへ

そうですね、、、そうゆう時、病気や事故死だったら、
さらっと言えるのでしょうかね〜?

事実が認められないというより、
亡くなったと言った時、それは大変でしたね….で
終われば良いですが、えッ、なんで?
まだお若いでしょ?病気?などと聞いて来る人は
多いです。
結局嘘の死因を言わなければならない。
嘘を言う自分に自己嫌悪になります。

きっと、いつまで経ってもこの気持ちが消えることは
ないでしょうね。。。(悲)

あッでも、そう言えば、先日元同僚(48才)が癌で亡くなり、
葬儀に行きました。日本からご両親も来ていました。
お母様に、ご両親を大切にして下さいね、、、と言われ、
両親は既に亡くなっていますが、あの場でそれを言うのも
どうかと思い、ハイと答えておきました。
2度とお目にかかる事はないはずなので、
適当に、その場の雰囲気を壊さず、さらっと。
夫の事となると変に意識しすぎてしまいますが、
親は言えない死因ではありませんが、面倒をさける為に
生きていることにしてしまう事もあります。
自死だと、余計な事を考えすぎてしまうのかも知れませんね。

No title

悪気が無く、明るくストレートに聞いてくる方が
一番厄介ですね。
答えに困ってしまいます。
正直に死別したと伝えて、その場の空気がド~ンと
落ち込むのは嫌ですし、逆にそのままの明るいノリで、
死因まで聞かれるのはもっと嫌ですね(苦笑)

るい37さん、他人に死を伝えたくない気持ちはわかります。
【死】という言葉を口に出してしまうと、
伴侶が今よりもっと遠い存在になりそうで、
今生きている人達と一線を引かれてしまいそうで、
言葉に出したくないですよね。

現実社会には存在しない、もうこの世で会えないことを
頭では充分理解していても、完全に認めてしまうことに
心が耐え切れません。
しかも死因が自死ですから。

自死遺族は日頃、その事実から目を背けなければ
気が狂れてしまいます。

いつか現実を受けとめ、安らかに自死者を弔える。
そんな日が来るのでしょうか…

あめりこさんへ

病気や事故でも、つらく、
言いたくない事には違いないかもしれません。

私はどうしても「自死」というキーワードが
自分の言動を大きく制限してしまっています。

事実を話した時に、
聞かれる事の中で、
死因はもちろん、亡くなった後、
一人になって何か変わった?どう?なんて質問が
来ると、消えたくなります。

かと言って嘘も精神衛生上良くありません。

いったいどうしたらいいんだか。

あめりこさんの同僚の葬儀の場、
その場合はその対応で良かったと思いますよ。
死や、家族の話題になるのを避けられるに
越した事は無いと思います。

亡くなった人の事をいろいろ聞いて来る人って、
近しい人を亡くした事がないのでしょう。

ましてや自死遺族の気持ちなど分かるわけもないし、
分かったような事を言ってほしくもありません。

ホント、「自死」この二文字の何と重い事か。
そろそろ背負い疲れて来ますね。

のあさんへ

本人はあえて暗くならないように
気遣って明るく聞いてきてるのかもしれませんが、
どうやっても明るい話題なわけありません。

清水の舞台から飛び降りるつもりで、
死別を伝えたのに、その気持ちが
分からない人には分からないのでしょう。

それを口にする事がどれだけ心に
深く重くのしかかる事か。

自分が死ぬ事については、
何も怖くないし、いつでも口にする事は
出来ますが、伴侶の死には異常なほどに
過敏になってしまいますね。

世間一般的には過去の人になっているのは
間違いないですが、自分にとっては、
時間が止まったままなので、永遠に過去の人になど
なり得ません。

自分がそれを認めると、本当に死んでしまうような
気がして、はっきりと口に出すのを控えてしまいます。

どんな死因でも悔しさや悲しみはあると思いますが、
後悔と自責の念においては、自死に右に出るものはないと思います。
頭と心のアンバランスが自分を苦しめ、ダメージが蓄積されていきます。

普段は自らを保護する為に、
わざと事実から目を背けているのでしょう。

現実を受け止め、安らかに穏やかに
自死者を弔う事ですか・・

その域に達するにはまだまだ時間が
足りないようです。

時間が解決してくれるとは限らないかもしれませんが、
そうとでも思わなければ、
歩いて行く事すら出来ないような気がします。




プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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