色褪せないから切ない

仕事帰りにある場所へ夜景を見に言って来た。
ん?、もちろんおひとり様で。(笑)

そこは妻(当時は彼女)と初めて
夜景を見に来た場所。

まだまだ付き合って間もない頃、
仕事終わって、夕飯をそれぞれ自宅で
食べて、妻の家に迎えに行く。

妻をクルマに乗せて、
喫茶店でお茶。

少し話した後、
喫茶店を出て途中のコンビニで
飲み物買って、とある山に向かう。

妻に「こんな場所よく知ってるねー」と
言われたほとんど誰も知らない場所。

妻は嬉しそうに景色を見て、
僕との時間を楽しんでいるように見えた。
僕はずっとこの時が続けばいいと
思うほど、妻が愛おしかった。


ホント、楽しかったな。
あの時は結婚はもちろん、
こんな結末など予想だにしない。

ああ、結局全て自死に繋がってしまう。


そういえばこの場所・・
狭いし、道は悪いし、よくこんなとこ入って来たなぁ。
ここは僕が山をうろうろ走っていて偶然見つけた場所。

あ、許可車両以外乗り入れ禁止だ。
それに気づかず、気づいても突き進む。
流石は若さか。(笑)


18年前に訪れたそこは、
今も変わらぬ景色を提供していて、
記憶は何ら色褪せる事なく、
だからこそ切なさも容赦なく押し寄せる。

そう、ここで、この場所で、
二人だけの時間、
二人だけの景色、
二人だけの空間が確かにあった。

その事実は誰にも消させない。


妻も横で一緒に夜景見てたかな・・・

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No title

うちの主人も、るい37さんと同じようなことをしてくれました。
まめな人だったので、本当に色んな所に連れて行ってくれました。
夜景スポットも沢山知っていて、もちろん山にも行きました。
あの頃は二人で居られるだけで楽しかったな…

「いつか九州に行こう。長崎の夜景を見よう。」って
話していたのに、もう叶わない夢になりました。

今日、仕事中に主人のことを思い出して、
泣きそうになりました。
主人がこの世にいない事が嘘みたいに思えて。
主人の体が無くなったことが信じられません。

るい37さん、どんなに道が悪くても、
大好きな人が隣りにいるだけで運転も苦にならないし、
周りの景色もより一層輝いて見えましたよね。
まさかこんな結末を迎えるなんて悲しすぎます。

大きな幸せなんて望んでいなかったのに。
ただ、夫婦仲良く元気でいられたらそれで良かったのに。

悔しいです。

のあさんへ

やっぱりみんな二人だけの空間を求めて
西へ東へ走りまわりますね。(笑)

とにかく彼女が見た事のない、
行った事のない場所を探しまわります。
彼女の笑顔、ただそれだけが見たくて。

伴侶の顔、声、手、足、身体、
その全てが愛おしくて、
確かにそれはすぐそこにあったのに、
自分を優しく癒してくれたのに、
現実は残酷にその大切なものを
過去に追いやろうとします。

二人一緒に健康で過ごす、
こんなに幸せな事はありません。

それさえ叶えばあとは何でも
出来ると思います。

世間にはそれが叶っている人が
たくさんいるのにどうして自分は・・

過去に戻るか早く逝くか、
せめてそれだけでも叶えて欲しいですね。

はじめまして。
約3年前に妻を難病でなくした40代のものです。
るい37さんのご体験と類似するところがありコメントいたしました。
ブログタイトルにありますように、
私も生きていくことの意味を自問自答している日々です。
過去以上の価値を未来に見出すことが出来ないことを感じているためです。
ただどうして自分だけが…と思っていましたが、違うことが分かりました。
ブログにしていただき、ありがとうございます。変ですが。

いずれにしましても早く本当の自由が来る日の事を、
のこされた2羽のインコ達と話し合っているところです。

macunさんへ

はじめまして。

コメントありがとうございます。
奥様の事、深く哀悼の意を捧げたいと思います。
心中、お察しします。

こんな稚拙な文章でも、
何かのお役に立てたのなら、
嬉しく思います。

妻と共に生きていた過去以上のものなど、
今もこれからも存在しないのかもしれません。
明日の事さえ考えないようにして、
今、この瞬間に出来る事だけを
するようにどうにかここまで
生き抜いて来た次第です。

同じ思いを抱えて苦しんでいる方達と
悲しみ苦しみを分かち合って
もらえなければ、今こうして
生きているのかすら分かりません。

決して一人ではないですよ。

来たるべき日まで一緒に
支え合っていければと思います。

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はじめましてさんへ

はじめまして。

えっと、お名前が「はじめまして」さんでよろしいでしょうか。(汗)
コメントありがとうございます。


自死された人に最後に関わった人は、
自責の念が一生ついてまわるのではないかと思うほど、
その思いは強く深く心に刻まれてしまいます。

自死は本当に悲しみ、苦しみ、後悔しか生まないので、
その衝動に何が何でも耐えて下さい。
お友達を亡くされた、貴女のような思いをする人を
これ以上増やさないで下さい。

このブログを読んで胸が苦しくなったのなら、
自死遺族の苦しみが分かると思います。

私と妻はお互いに愛し合い、妻は確かに幸せかもしれませんが、
死んでしまっては何もなりません。
何事も生きてこそ、です。


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はじめましてさんへ

おはようございます。

私と同じ思いをする人を増やしたくないので、
自死は全力で阻止したいと思うんです。

生きていると本当にいろんな事があります。
笑って、泣いて、怒って、落ち込んだり、這いあがったり
それが生きていると言う事なのです。

生きている事はスゴイ事だと思います。

ここでは何も飾らない、
心のままの思いを吐き出していただければと思います。

それで少しでもご自身が楽になれたら、と切に願います。
プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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