いつか爆発する

高校時代の友人から、
「最近どう?変わりない?」とメールが来た。

またかよ、と言うのが正直なところ。

その友人は、妻が亡くなった事は知ってても、自死は知らない人。

昔から気が合って、想い出もたくさんある。
お互い結婚前から妻と彼の奥さんと4人で会った事もしばしば。

以前から、友人達で集まる時は、僕がみんなの予定や集まる場所を調整していた。

友人も、久々に集まりたいけど、各調整は僕にして欲しいのだと思う。

冒頭のメールも数回来ているけど、
友人 「たまには集まりたいな」
僕 「オレはいつでもいいよ」

そんなやりとりで終わって、結局具体的には何も連絡は来ない。


一人になってからは、そもそも人に会いたくなくなっている。
最近は、多少は変わって来ているものの、所謂幹事的な役割なんて、
とてもやる気にならない。

仲のいい友人との関係も、自死が変えてしまう。

自分次第なのかもしれないけど、まだまだそこまで回復?する兆しは無い。
友人は妻と娘二人の4人家族。


「また飯でも食べに行きたいな」
もし、次、友人からのそんなメールが来たら、

「オレはいつでもいいって言ってるだろ、忙しいリア充な人間が日程を決めれば、
 ヒマ人な独り身は合わせるから、そっちで案を考えろよ。
 こっちは案を考えるほど心に余裕なんか無いんだよ。
 どうして寂しい人間がリア充な人の為に時間を割かなきゃいけない?」

そんな風にいつか爆発するような気がする。


友人は、素直に僕を心配して気にかけてくれているのだと思いたいけど、
なかなかどうして、素直には受け止められない。

あの日を境に、素直な心はどこか遠くへ消え去った・・・

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まだその時じゃないらしい

昨日、クルマのオフ会に参加する為、早朝から高速道路を走行していると、
なんかガソリン臭い。

ん?と思いつつも、前が空いたので加速した瞬間、
フロントガラスに透明な液体が飛び散った。

ここのところ天気いいから水なんてどこにも無いし、
冷却水やオイル系なら色がついているだろうし、
その液体はあっという間に揮発した。

これ、ガソリンだ!

すぐに高速を降りる。
一般道で帰ろうかと思ったけど、燃料計があり得ないスピードで減っていく。
エンジンも息継ぎし始める。

あ、これはもう動かせないわ。

幹線道路から住宅地に入り、比較的民家が少ない道路の路肩に停車。
エンジンを切り、エンジンルームを開けると、
燃料ホースが裂けて、ガソリンが漏れているのを確認。

すぐにレッカー呼んで、その後119番する。
その間に、クルマの下はガソリンの池が広がっていく。
オフ会主催者に状況を連絡して、欠席すると伝える。

しばらくして消防車数台が到着。

車両の燃料漏れ箇所の処置と、地面に流れたガソリンの処置が行われた。

ほどなく、レッカーと警察も到着。

クルマをレッカーに載せ、消防と警察からの調書?に応じる。

レッカーに同乗して、クルマはショップに搬送。
その場で修理してもらい、一件落着。

燃料漏れは初めての経験だったので、
ホントに焦った。

炎上を想定して死を覚悟した。
妻が迎えに来たのかと思ったけど、どうやらまだその時じゃないらしい。

逆に助けてくれたのかもしれない。

「ホントにバカなんだから、世話が焼けるねー」

そんな声が聞こえてきそうな気がした・・・

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ペア

会社の組合から配布された冊子の中に、
ヘルスケアに関するものがあった。

内容は、
自分の身体を動かしたり、触ったりして、骨に異常が無いか確認するもの。

身体と言っても、背骨に関するもので、
背骨は自分ではチェックしにくい、と言うかほぼ不可能。

冊子の中では、誰かとペアになって、お互いに背中を触りあって、
健康チェックしましょう、とあった。

ペアねぇ。

これってやっぱり配偶者の事だろう。
お互いの身体を触りあうのは、
家族であっても、親兄弟ではなかなかそういう機会は無いし、
そもそもこの年齢ではあまり気が進まない。

一般的には配偶者がいる前提でこういう企画は掲載されているのだろう。

ペアがいない人はどうするの?と聞きたかったけど、
逆にいろいろ聞かれて墓穴を掘るのもイヤなので、
黙り込んだ。

ペアにしか出来ない事、多いね・・・


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血よりも濃い

昨日から母親が北海道に旅行に出かけた。
父親は仕事に行った。

僕はお墓行ったり、買い物行ったり、動物病院行ったりと一通り用事を済ませ、
帰宅して一人で過ごす。

一人で過ごすのはもう慣れっこと言うか、一人の方が何だか落ち着く気がする。

確かに両親と同居してるのは、話す人がいるから、寂しさが和らぐのは事実。
ただ、自分の全てをさらけ出せるかと言うと、昔と違ってそうもいかない。

配偶者を自死で亡くした気持ちは理解出来るはずもない。
これは理解してもらおうと思わないから置いといて、

例えば、妻との生活の中での身に付いた習慣について、理由とかを聞かれると何だかメンドクサイ。
妻と僕との常識は、両親にとっては違和感を覚える事もあるようで、
もう昔の自分じゃない事を実感する。

自分の事を気にかけてくれる人間がいるのは、有難い事だとは思うけど、
自分の事はほっといて欲しいと思う自分がいるのも事実。

ホント、自分の事をメンドクサイ人間だなぁと思う。

40数年生きて来た中で、妻と過ごしたのは12年半だけど、
その期間で、自分が再形成されたような気がする。

妻には自分の全てをさらけ出す事が出来る。

血よりも濃い絆ってあるんだね・・・

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叶えてあげたい?

昨晩、妻が夢に出て来た。

七夕の夜に出て来たばかりなのに、何か言いたいのかな?

夢の内容は、妻が友達と出かけてて、僕が一人で留守番してたところに、
妻が友達と一緒に帰宅して来た、ただそれだけの夢。

楽しそうに笑顔で帰宅して来た妻が印象的だった。

先週、今週とTV等では七夕の話題が多く、
「みなさん、七夕で何をお願いしましたか?」
そんな言葉を聞くと、

「何も願ってないよ、願いはあるけど叶わないと分かってるから」
そう独り言を呟く。

願いは一つ。妻に逢いたい。それだけ。

そんな僕を見て、妻は間を置かずに出て来てくれたのだろうか。

願いを叶えてあげたい、でも叶えられない、

そんな妻の想いが夢に現れたのだと思いたい・・・

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織姫

先日、姪っ子が、花火大会に来て行く浴衣が欲しいと言って来た。
どうやら遠いお店らしく、ネットでしか買えないらしいので、
サイトのURLを姪っ子から送ってもらい、購入。

姪っ子は17歳。花火大会も友達だけで行くらしい。
もうそういう年頃になったんだなぁ。

浴衣を見てて、ふと、妻と花火を見に行った時の事が頭をよぎる。
そういえば浴衣を着てた時もあったな。
あの時は、原因は思い出せないけど、大ゲンカして、妻は泣き叫ぶくらい怒ってた。

喧嘩したいなー、話がしたいなー、そう思ってたら、
七夕の夜に妻が逢いに来てくれた。

夢の中。
部屋で僕がゴロゴロしてる時に、ふいにドアが開いて、
妻が入って来た。
「また寝てるー。」 と呆れながら座る。

その後は何を話したか覚えてないけど、
妻の温もりと言うか、存在に触れる事が出来た。

目覚めて、「逢いに来てくれてありがとう」 と妻の写真に向かって話しかける。

僕がブログで、形あるものは強いとか書いてたから、それを見て逢いに来てくれた?
うん、そういう事にしておこう。

僕の織姫は、ちゃんと僕を見ていてくれた・・・

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形あるもの

先日、新人の歓迎会があって、宴会の類はあまり好きじゃないけど、
仕事と思って参加。

一通り終わって、二次会に行く人もいた。
元々、早く帰宅したい人なので、一次会終了後に家路につく。
早く帰宅しても妻がいるわけじゃないけど、とにかく静かに過ごしたいから二次会はパス。

妻がいれば、今日の仕事の事や歓迎会の事を話すところ。
妻は同じ会社にいただけあって、内容もよく分かってもらえる。

こういう時は特に妻が恋しくなって来る。
遺体が火葬される前にもっともっと抱きしめれば良かったなとか思う。
あの時は気持ちもまともじゃなくて(今でもまともじゃないけど)、
遺体が妻であって妻じゃないようで、葬儀場を出る前に棺に花を入れる時に、
妻に頬ずりしただけだったような気がする。

検死やら、湯灌やらでろくに抱きしめる時間がなかったのも理由かも。

いっその事、遺体を冷凍保存でもしておけば良かった?
いやいや、それじゃ死体遺棄になってしまう。
棄てたわけじゃなく保存だから遺棄にはならない?

まあ、それは非現実として、どちらにしろ形ある温もりは恋しいわけで、
抱きしめたいなぁ。

心や思いは健在だとしても、やはり形あるものは強い・・・

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外は静かに内は激しく

職場での事。

すぐ近くで2人の男性社員の会話。
話の内容は、昨日、東海道新幹線での焼身自殺。

1人が、
「乗客を巻き込んで焼身自殺なんて迷惑もいいとこだ。
どうせ自殺するなら、1人で首吊りでもしろよ、その方が全然マシだよ、全く」

自殺だの首吊りだのと言う言葉は僕には到底口に出来ない言葉。
口にすると、吐き気にも似た異様な胸の苦しさを感じる。

この1人の男性社員の言葉を聞いて、
僕はその男性社員の胸ぐらを掴み、
「軽々しく首吊りなんて言葉を公共の場で口にするな。
首吊りがどんなものか、自殺がどんなものか、分かって言ってるのか?」
そう吐き捨てた。

とこれは自分の中の妄想。

実際は気分が悪くなって、その場をそそくさと立ち去った。
妄想のセリフが喉元まで出て来てたけど、言ったところで分かるはずもないし、
ヘンな詮索されてもイヤなので、何も言わずに関わらない方がいい。

以前は自分も向こう側の人間で、自死についてもどちらかと言うと否定的な立場だった。
今でも、自死を肯定はしないけど、それでもそうせざるを得ない事情もある事を理解している。

普段、喜怒哀楽をほとんど表さない僕の内面には、
先ほどの妄想のような激しさがある事は誰も知らない・・・

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プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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