ダブる未来

先日の事。

路上で一人の老人が倒れていた。
どうしたのか駆け寄って抱き起す。
身体に異常が無いか、全身を軽く叩いたり揉んだりしてみる。

特に大きな怪我とかも無く、どこか痛いところが無いか尋ねてみる。

老人は突然泣き出す。

どうしたのか聞くと、転んで一人で起きられなかったので、
悲しくて悔しくて泣けて来たと言う。

僕は、大丈夫、大丈夫と諭すように身体をさする。

そうこうしていると、さらに大きな声で泣き出す。

今度は、大泣きしながら、僕にお礼を言い出した。

どうやら自宅はすぐ近くで、一人で歩いて帰れるとの事なので、
僕はその場を後にした。


うーん、何だか自分の未来を見ているようだ。
自宅での孤独死もそうだけど、路上で倒れてそのまま放置されて、
亡くなる可能性も高い。

実際、僕の曽祖父は、自転車で路肩の側溝に落ちて亡くなった。

ある意味、そういう逝き方は世話が無くていいかもしれない。

今日のように人助けしてれば、自分がそうなった時に、
誰か助けてくれるかな。

もし、路上に倒れていたら、誰か気づいて下さい・・・

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諸行無常 盛者必衰

今日は、16回目の結婚記念日。

毎度ワンパターンだけど、花とケーキでお祝い。

花屋さんで花を受け取った時に店主の女性から、
「いつもありがとうございます。」と言われた。

ケーキ屋さんで、「結婚16周年」と入れて下さい」と
言ったら、女性店員さんが、
「「祝」の文字も入れときますね」と満面の笑みで言われた。

花屋さんもケーキ屋さんも、
僕の事を、さぞ仲がいい夫婦だろうなと思ってるのだろう。

実際、仲はいい。いや、良かった。過去形なのが切ない。

帰宅すると、母親に、
「毎年良く忘れずにエライわね」と言われた。
さらに、
「アンタには悪いけど、私はお父さんにはそんな気持ちはこれっぽっちもないわ。
いない方がいい」

そんな事言われたら、以前の僕ならキレてたところだけど、
今では、「仲がいいのに相手がいない、仲が悪いけど相手が健在、うまくいかないもんだね」と
切返す。

ホント、世の中納得がいかない。



先日、ブログに書いた、新婚で妊娠中の女子社員。
ここ二週間ほど体調不良で会社を休んでいる。

どうやらわりと厄介な病気の様子。
何でも甲状腺とか何とかって言ってた。

どうするのかなぁと思ってたら、退社するらしい。
これは思わぬ展開だ。

厄介な病気と聞いて、妻の事が頭をよぎる。

その女性社員、悩んだ末にもしかしたら妻と同じ選択をするのかな、
そうなるとその夫が僕と同じ思いをする訳か。

こんな事を考えちゃいけないとは思うけど、
人間、いつどうなるか分からない。
世の移り変わりは無情だ。

あんなに満たされてた女性社員なのに、何もかも失うかもしれないこの状況。

明日さえ分からないから、今日を後悔しないように生きよう。

16回目の結婚記念日にそんな事を思った・・・

20150328-5.jpg

疲れたけど、収穫もあり

先日、弟が一緒に○○のイオン行こう、と誘って来た。

どうやら洋服を見に行くらしい。

ショッピングモールの類はあまり気が進まないけど、
実際、ヒマだったので、付き合う事した。

行先はこの地域ではかなり大型店舗のイオン。
午前中に来たのに、駐車場を探すのに結構時間がかかった。

クルマを停めて、徒歩で目的の店に到着。
どんなお店かなと店内を見ると、そこそこ気に入った服もある。

弟はわりと頻繁に来てるらしい。
高校生、中学生、小学生の3児の父だから、子供達連れて良く来るんだろうな。
こっちは来る理由も無いし、一人なら尚更足が遠のく。
どんなお店があるのかも分からないし、買い物を楽しもうとする気持ちも特に湧いて来ない。

それでも、今回は久しぶりに洋服を購入して、遥か彼方に忘れていた、
言いようの無い高揚感を少しばかり味わう事が出来たような気がする。

洋服買ったのなんて何年振りだろう。

一人で来ると、周囲との差ばかりが目について、
切ないばかりのショッピングモールだけど、今回は弟と来て、
切なさはかなり身をひそめていたように思う。

実は、弟は弟なりに、僕を連れ出して気晴らしさせようとしてくれたのかもしれないな。

買い物の後、オッサン二人で食事して、帰宅。

人混みで疲れたには違いないけど、忘れていた感覚、喜び?とまでは行かないまでも、
自分にプラスな感情に久々に出会えて収穫があったのも事実。

妻に今日あった事を報告した。
こういう事があれば、妻も安心してくれるかな。

僕だけ買い物して申し訳ないな。
いや、妻はあの世で、好きなだけ買い物を楽しんでいると思いたい・・・

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あちらとこちらが近づく時

お彼岸と言う事で、今日は、仏壇におはぎと団子をお供えして、
お墓参りへ。

毎週、お参りしているものの、掃除はほとんどやってないので、
今日は草むしりを中心に掃除。

陽射しが結構強くて、いい汗をかいた。

お墓掃除が終わった後、母親が、昨夜、夢に妻が出て来たと言って来た。
特に何か言う訳でもなく、ただ、そこに佇んでいたらしい。

母親曰く、妻の鞄を母親が使おうかどうか迷っていたので、
使ってもいいよ、と言って来たのかも。

使われなくて傷んで処分してしまうよりも、
身内に使ってもらった方がいいよね。

うーん、僕の夢には出て来なかったなぁ。
安心してるのか、見捨てられてるのか。

母親は、
僕にいい人を見つけて幸せになって欲しいから、
邪魔しないように出て来ないんじゃない?
とか好き勝手に言う。

妻の真意は分からないけど、この先何があっても、
妻の導きだと思って、自分の心に従うつもり。

あの世とこの世が近づく(と勝手に思ってる)この時期、
そんなお彼岸の日だった。

お彼岸って、あの世ではどんな扱いで、
どんなイベントなんだろう・・・

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直視出来なくなって

雨の夜。
雨音を部屋の中で聞いてると、なぜか気分が落ち着く。


世の女性達。

それに対する自分の感覚と言うか見方と言うか、
妻の死後とその前では全く変わってしまった。

以前は普通に、綺麗な人だな、とか、芸能人に似てるかな、とか
そんな感じ方くらいだった。

妻の死後は、一人でいる女性を見ると、
配偶者や恋人はどんな人なんだろう、
どんな家庭なんだろう、
二人でお茶とかするんだろうな、
一人で買い物とかもするんだろうな、
羨ましいな、

そんな事ばかりを思うようになった。

女性と会話する時も、相手の目を直視出来なくなっていた。
どうやらその目の奥に、その人の幸せな生活を想像してしまい、
妻が楽しく人生を送っていた当時をダブらせて、
どうしようも無く切なくなって来る。

実際は、世の女性達がそんな幸せな人ばかりでないのは分かってる。

恋人も配偶者もいないかもしれない。
何か苦しい事情を抱えているかもしれない。
もしかしたら、自死遺族なのかもしれない。

それでも、生きて、歩いて、話して、
それだけで、僕にはもう眩しすぎるんだよ・・・


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最強アイテム

今日、ふと、ドラえもんの事が頭に浮かんで来た。

ドラえもんは小学生の頃から、雑誌連載時から読んでて、
単行本も買ってて、TV初放映から見てた、まさにリアル世代。

そのドラえもんの数ある道具から、何か一つくれるとしたら、何がいい?
これは良くある質問。

どこでもドア?
便利だけど、無くてもいい。

タイムマシン?
過去に戻ってやり直す?
いや、戻ってもまた同じ運命辿るなら、もう二度とあんな辛い事は経験したくない。

僕が欲しい道具は、「ソノウソホント」
これは、くちばしのような道具で、口に装備して話すと、
それが全て事実となるスゴイもの。

これを装備して、
①妻が亡くなる以前に時間に戻る
②妻の病気が完治する

これだけを叶えたい。

妻がいなくなって、これまでの間、
妻が一緒に年齢を重ねて来たら、どんな生活だっただろう。
どんな出来事が、想い出が出来ていただろう。

そんな事を事ある毎に考えていた。

今とは本当に別の未来、僕の心もこんなに荒む事もなかっただろう。
自死遺族なんて言う言葉すら知らない、のんきに暮らしていたかな。

この道具さえあれば、どんな困難があっても平気な、
まさに最強のアイテム。

22世紀になれば、本当にドラえもんが存在するのかな。

「ソノウソホント」
真面目に欲しいと思う・・・

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同じドラマは無いけれど

昨日は東日本大震災から4年と言う、日本中が鎮魂の日だった。

追悼式でのある女性は、母親と一緒に津波に流され、
流れ着いた場所で、母親だけが重い瓦礫に挟まれていた。
その瓦礫は到底一人の力ではどけられない。

津波はまだ迫って来る。
時間は無い。

悩んだ挙句、彼女は母親に、
「ありがとう、大好きだよ」と感謝の言葉を伝え、その場を泳いで離れた。

彼女は、「助けるか、生きるか、今思い出しても涙が止まらない」
そう話していた。

どれほどの苦渋の選択だっただろう。
目の前で近しい人を亡くす痛みは、言葉にならない想像を絶する痛みに違いない。

震災では、こういったドラマが数えきれないほどあるのだと思う。

自死遺族のドラマは、ある日突然亡くす事には違いないけど、
感謝の言葉もお別れの言葉も言えない。
偏見と好奇の目で見られる。

せめて感謝の言葉だけでも言いたかったな。

追悼式での彼女とは異なるドラマだけど、
彼女の心情を思うと、涙が出て来た。

以前は他人のドラマには無反応だったけど、
次第に、反応が出来る心の余裕が出来て来たのかな。
もとより、自死遺族なので、近しい人を亡くす痛みは十分過ぎるほど理解出来る。

震災で亡くなった人達に、妻は遭遇したのだろうか。
急にあれだけ多くの人があの世に流れて来たので、さぞかし驚いただろう。
再会した時には、その時の事も聞いてみたい。

妻への想いとともに、震災で亡くなった方への鎮魂の為に祈りたい・・・

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始まりと終わりと再びと

昨夜、夜のウォーキングに出たところ、
自宅目の前の公園のベンチで、若い男女が抱擁していた。

夜とは言え、電灯の真下だから、目立つ事この上ない。
この辺りは基本、人通りは少ないとは言え、大胆な二人だ。(そう思うのはオジサンの証拠?)

愛し合ってるんだねー、青春だねー(羨


最初に妻を抱きしめたのはもう、19年前になる。
最後に妻を抱きしめたのは、6年前になる。

その温もりは未だこの手に残っている。

いつも妻への想いをずっと送り続けているから、心のふれあいは
いつか出来るのではないかと期待は出来る。

しかし、手を繋いだり、抱きしめたりと言った、物理的なふれあいは、
100%不可能。

手と手、身体と身体のふれあいは、時に、言葉に出来ない思いを
伝える事が出来る。

初めて抱きしめて、最後に抱きしめて、また再び抱きしめる、
その日に少しずつ近づいていると思えば、
一日一日を乗り切っていく事が出来るような気がする。

その日までは、想いだけをずっと送り続けて、
再会した時には、言葉無しで強く長く抱きしめたい。

どちらにしろ、再会したその時は何も言葉にならないだろうね・・・

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抜け出し?

今日、普通に椅子に座っていた時、
ふっと身体の力が抜け、ふわりと浮いたような、
意識が遠のくような、そんな瞬間があった。

これって、まさかの幽体離脱?
した事無いから何とも言えないけど、こうやって魂が身体から抜け出して、
自分の肉体を見下ろすとかになるんだろうか。

それにしてもこういうのって、大体、寝ている時とかじゃないのか?
と言う事は幽体離脱とは別のもの?

幽体離脱したら、あの世との交信が出来たり、
この世に存在している霊を見る事が出来るのかな?

それが出来たら、真っ先に妻を探して話がしたい。
例え僅かな時間でもそれが叶うのなら、幽体離脱してみたい。

今は、妻の方から会いに来てくれるのを待つ事しか出来ないけど、
こちらから会いに行って、また帰って来られるのなら、
こんな便利な事は無い。

でも、会ったら、帰りたくなくなって、そのまま原因不明の死となるかも。

それはそれでいいか、と思いつつ、
親より先に逝くのはやっぱり気が引ける気持ちもある。

今回の現象が何なのか、分からないけど、
また来るのかなと密かな期待をしてしまう・・・

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言ってみるもんだ

3月から、仕事の内容が変更になった。

と言うか、以前から申し出ていた、
従来の仕事と新しい仕事、どちらかにしてくれないと、
どちらも中途半端になる状況が改善されたもの。

そうそう希望は通らないだろうなと、期待してなかったので、
いやいや、ダメ元でも言ってみるもんだね。

妻が何か見えない力で助けてくれたのかな。

ここでのみなさんからの応援の成果が発揮されたと言う事だろう。
本当にありがたいと思う。

これで集中して仕事に取り組む事が出来る。
と言っても、元々、そんなにガムシャラに仕事するようなタイプでも無いし、
守るべき人もいないから、あくまでマイペース。

何はともあれ、いいニュースには違いない。

大切な人にこういう出来事を報告して、一緒に喜んで、
共有出来れば、さらにいいんだけどね。

今は写真に報告するしかない、当然、反応も無い。

一番、話したい人、分かってもらいたい人がいないのは、
やっぱり寂しい。

きっと一緒に喜んでくれていると信じたいけど、どうやっても何も感じられない。
もっと集中すれば、何かを感じられるのかな。

せめて夢で、この気持ちを分かちあいたいね・・・

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プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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