健康を支えるものが

先日、友人宅へ行った時の事。

その家にあるものを見て、視線が釘付けになった。

それは「ぶら下がり健康器」。

昔は流行ったけど、今はほとんど見なくなった。

その器具は、妻が自死する為に使用したもの。

自宅には梁もなく、和室も無いので紐をかける場所が無かった。
ドアノブもうまくいかなかったようで、自死は諦めたのかなと思っていた。

そんなある日、突然、妻はぶら下がり健康器に大型犬用のリードで縊死を決行した。
本来なら、両腕でぶら下がって健康を支えるものなのに、
こんな悲しい使い方があるとは。

健康器の存在は全く知らなかった。ほとんど新品だったので、
自死用に購入して、二階のウォークインクローゼットに隠してあったのだろう。
あれを二階に運ぶのはそれなりに力が必要で、身体がつらい妻にとっては
相当な苦労だったに違いない。

そこまでして死を選択するほど、追い詰められていたのだろう。
その苦しみに対して何も出来なかった自分の無力さを再認識する。

健康器を購入して、二階に運んで、組み立てて、リードを結んで、
その時の妻はどんな心情だったのか、それを思うと悲しすぎてやりきれない。

健康器とリードはすぐに処分したから、その後それを目にする事はなかったけど、
まさか友人宅に置いてあるとは思わなかった。

それを目にした時は、言葉が出ず、呼吸が苦しくなって全身の脱力感に襲われた。

その友人宅には今後はちょっと行けそうにないかも・・・

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プロフィール

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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