いつでも戻れる

部屋にあるラベル無しのCD-Rを整理しようと、
一枚ずつ、何が入っているか聴いて確認していた。

その中のひとつを聴いた時、心も身体も止まった。

その曲は妻の携帯の着うたになっていたもの。


僕はその曲を知らなくて、妻が亡くなった直後に、
妻の携帯が鳴って初めて聴いたものだった。

当時、その曲を調べて、CD-Rに焼いて、部屋でもクルマの中でも
ずっと聴いていた。少しでも妻を感じたい、近くにいたい、そんな思いからの行動だったのだろう。

この曲を聴くと、妻が亡くなった当時にあっという間に戻る。
妻の遺体に直面した事。
ただただ、機械的に葬儀、告別式をこなした事。
妻の携帯に妻の友達から電話があり、亡くなった事を告げた事。
遺影を見ながら泣き喚いた事。

あの頃と比較すると、僅かかもしれないけど、
確実に強くなっている自分がいる。

慣れたのか諦めたのか認めたのか分からない。

でも、それは結果的に自分を守る術だったのだと思う。

自分が変わった事を感じる時が増えて来た最近だけど、
今回のようなきっかけで、いつでもあの頃に戻るんだね。

やはり根本的な思いは変わらないのだろう。

妻の携帯の着うたを聴いて、
この携帯の主はもういないんだ、二度と電話に出る事はないんだ、
ごく普通に携帯を使っていたのに、どうしてそれが遠い過去になってしまったんだろう、
そんな事を思い、どうにも切なくなる。

妻の声も、仕草も、笑顔も、泣き顔も、僕の中では全く色褪せない。

過去のものだけど、過去のものにしたくない。

そんな思いで、曲を聴く・・・


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とりあえず進んだのかも

土曜日の事。

ひょんな事から京都に行く事になった。
ガンダム好きな店主が営むお好み焼き屋さんが、
東寺の近くにあると言うので、同じくガンダム好きな友人とともに、
いざ、京都へ。

京都南ICから1号線を東寺方面へ向かう。

まだ紅葉の時期には早いみたいで、目立った渋滞も無し。
お店の営業時間前と言う事で、東寺を外から眺めながら、
京都駅までブラブラ歩く。

京都駅内のお土産屋さんを見てたら、のあさんが教えてくれた「仙太郎」を発見。
ぼた餅3種類とどら焼きを購入。これはいい買い物をした。

その内、いい時間になって来たので、お好み焼き屋さんへ向かう。

お店のマスターは同年代の方で、どっぷりガンダム世代。
普段、なかなか大きな声でガンダムトークが出来ないので、
この時とばかり、思う存分楽しめた。

妻との想い出がたくさんある京都。
その地に足を下ろすまでは、どんな気持ちになるのか不安がいっぱいだったけど、
意外と安定した気持ちで終始過ごせた。

これは今回、妻と一緒に行った場所を訪れていないのと、
友人も一緒だったせいかもしれない。

これが1人で、各スポットをまわっていたらどうなっていたか分からない。
ぼーっとして、涙ぐんでいたかもしれない。

でも、男一人で京都巡りはかなり浮きそうだ。
やはり女性がいないとダメだね。女性って偉大だ。

とりあえず京都を訪れる事は出来たので、一応、進んだ事になるとは思う。
次はどこか想い出の場所にチャレンジしてみよう。

さて、どこから行くか・・・

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抱きしめたくなる

昨夜、「赤い霊柩車」の最新作を見てた。

今回の登場人物では、葛山信吾さんと櫻井淳子さんが夫婦役を演じてた。
その夫婦は過去にあった殺人事件の加害者家族と被害者家族。

被害者の弟と、加害者(実は冤罪)の妹。

それを知らずに出会い、夫は結婚してすぐに打ち明けたが、
妻はなかなか言い出せずにいた。

ある時、妻はついに事実を打ち明け、冤罪を主張。
だが、夫は妻の言葉を信じず、家を出ていってしまう。

最終的には冤罪が証明され、夫は妻の元に帰る。
妻はなぜ、このタイミングで事実を話したのか。
妻は自分が妊娠した事を知り、新しい家族が出来るのに、
隠し事があってはいけないと思い、打ち明けたのだった。

それを知り、夫は謝りながら妻を抱きしめる。

劇中での櫻井淳子さんの演じる女性が健気で可愛くて、
ホントに抱きしめたくなるような女性だった。

女優さんってスゴイね。

大切な人を抱きしめたくなる衝動が、かなり強く襲って来て、
妻の写真を見ながら、名前を呼ぶ。

だけどそれは叶わない。

番組の最後は、いつも通り、
渡月橋の下の川沿いを歩く、片平なぎささんと神田正輝さんを見て、
同じ場所を妻と歩いた事を思い浮かべる。

もう、抱きしめたくなる大切な人はいないけど、
その衝動は治まる事は無い。

寂しいね・・・

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優先度

先日、仕事が増える可能性が出て来て、
残業対応を強いられる状況になりそうだったので、
今の身体では、今以上の仕事量はこなせないと、
会社に言った。

会社は、身体を治すにはどうしたらいいかと
言って来たので、
完治には手術が必要で、一か月くらいは仕事休む必要があると伝えた。

①仕事休んで、手術するか、
②現状のまま、基本、定時帰社で行くか、

どっちにする?と聞いたら、

会社は②を選択するような感じ。

ムリして仕事して、体調悪化しても会社は何もしてくれないし、
今更、がむしゃらに仕事頑張る気もないし、
やれる事をムリなくこなすだけにしたい。

身体と仕事を比較したら、
優先度が高いのは身体。

働き盛りが何言ってんの、と言われそうだけど、
頑張る理由も、守るものもないから、仕方がない。
評価が上がろうが下がろうが、全く気にならない。


とにかく穏やかに過ごしたいんだよ・・・・


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長寿番組は

今週は、いや、今週もミスドへ。

新しいカップケーキ?が出てた。
箱も「otona kawai misdo」と言ういつもと違ったもの。

なんか先週とほとんど変わらない休日。
何だかなぁ。

夕方、ちびまる子ちゃんを見てた。
この番組も長いよなぁ。

オープニングテーマは変わらないけど、
画は何回か変わってる。

オープニングを見ながら、いつのオープニングまで
妻は生きていたのだろう。
一緒に見たのはいつが最後だったんだろう。
そんな思いに駆られる。

自分と妻の時間は止まってるけど、世の中は止まらず回り続けている。
身の回りの物も、人も入れ替わって行く。
どうしてもその早さに追いつけない。

長寿番組を見ると、普通の生活してた時と今とをどうしても比較してしまう。
どれだけ比較しても、どれだけ思っても、もう戻れないのは分かってる。

それでも思いを振り切る事は出来ない。

無理に世間に追いつく必要もないか、と最近は思うようになった。
マイペースで行こう・・・

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気づいてくれる

帰宅して郵便物を見ると、カード会社からの明細があった。

明細を見てたら、
おめでとうございます。来月は貴方の誕生日です。

と、あった。

ああ、機械的とは言え、自分の誕生日に気づいてくれるものがあったのか。
この歳になると、めでたくも何ともないし、祝ってもらおうとかは思わない。
でも、誰かに一言だけでも言ってもらうと、自分の存在を多少なりとも
気にかけてくれてる人がいるんだなと、何だか温かい気持ちになれる。

先月は妻の誕生日。
その2か月後は僕の誕生日。

毎年、お互いにお祝いしてた。もちろん、妻の誕生日の方が豪勢。
それは当然として、僕は自分以外に誕生日に気づく人がいる事に
嬉しさを感じていた。

1人になってからは当然だけど、誰にも一言も言ってもらってない。
別に、言って欲しいわけじゃない。

妻の遺書に、「今年は誕生祝い出来なくてごめんね」とあった。
その時は、そんな事どうでもいいのに、と思ってた。

あれから、誕生日は何の変化もない、ただの日に変わった。
だからと言って何も影響は無いと思ってたけど、
その回数を積み重ねる事によって、何だか妙に切なくなってきた。

早く、2人で誕生祝いしたいな・・・

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去来するもの

今日は妻の七回忌。

告別式からずっと親兄弟だけで供養してるので、
今回も同様。

そういえば実家に戻ってから初めての法要。
七回忌を機に、妻も実家の仏壇に入った。
曾祖父母(実家は戦争で一代飛んでる)の遺影に並んで
妻の遺影が並んでるのを見ると、「どうしてそこにいるんだよ」と
呟いてしまう。

自宅での法要の最中、妻の位牌をずっと見続けていた。
楽しかった日々、苦しかった日々、本当にいろいろな事があった。
そこに妻は確かにいた。生きて僕とともに歩んで来た。
その歩みを止めてから6年が過ぎた。
やっぱり、どうやってもこれから先はともに歩む事が出来ないんだね。

泣く事はなかったけど、知らないうちに涙ぐんでいた。

お墓ではお経をあげてもらいながら、
妻に話しかけていた。

「そっちではもう泣いてないよね、明るく優しい本当の自分を取り戻しているよね」

この現実に慣れた、とは言っても悲しい事に変わりは無い。

雨女だった妻らしく、法要は毎回雨。
今回は台風まで連れて来た。
法要中は雨もやんで風もなかったから、そこは妻の優しさだったのかもしれない。

最近は、悟りを開いたかのように運命だと割り切ってた自分だけど、
こういう機会があると、悲しく悔しく切ない思いが満ち溢れて来る。
やっぱり逢いたいよ。早く逢いたいよ。
この状況はおかしいよ、納得なんて出来るわけない。

今、この胸に様々な思いが去来する。

やはり根底にある思いは何も変わってないらしい・・・

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連休なんだけど

明日から3連休。
でもこの時期は妻が亡くなった時期。

妻は連休明け早々に亡くなった。

この時期はどうやっても当時の事が頭をよぎる。
①亡くなる2日前に、妻に一緒にカレー作ろうと言われて作った事。
②亡くなる1日前は、帰るコールしたのに、夕飯が用意されていなかった異常事態。

①も②も今までなかった事だったので、何か様子がヘンだとどうして深く
疑わなかったのだろう。

僕は特に命日や記念日反応というものはほとんど無く、
普段とあまり変わらない過ごし方をしている。

冷たい人間なのか、ムリヤリ目を背けてるのか、現実を受け止めているのか。

連休中には七回忌法要がある。

四十九日、一周忌は涙が溢れていた。
三回忌は泣く事なく、どうにか済ませる事が出来た。

今回はどうなるかな・・・

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昨日、ブログ書こうと思ってたけど、いつの間にか寝てしまっていた。

以前に比べると、夜が弱く早くなっている気がする。

若い時は夜な夜なクルマで走ってたし、
妻と付き合うようになってからは、遠くに出かけて、帰宅が遅くなったり、
夜景見に行ったりしていた。

結婚してからも、夕食後に少しぶらっとドライブしたり、
夜のショッピングモールでお茶したりしていた。

自分自身、夜のドライブは好きな方だった。

最近は、夜に出かける事自体が激減。
夜のドライブは何だか疲れてしまう。
元々、夜の運転は気を遣うのだけれど、以前はそんな気遣いを感じないほど、
楽しい時間だったのだろう。

日付が変わるまで外にいるなんてのは、今はもうほとんどない。
22時を回ると既に眠気を感じたりする。
加齢のせいもあるのかな。

朝は昔から早い方。
休日も寝てるのがもったいないと思う方なので、いつも通りに起床する。

夜が弱くなったのは事実かもしれないけど、それ以上に、起きてても
楽しくないから、寝た方がましと言う考えになっているのかもしれない。
寝てる時は余計な事考えなくて済むしね。

あと、何をするにも早朝なら人が少ないので、早いうちに用を済ませて
人が増える時間帯には既に帰宅して家で過ごすようになっている。

どうやっても世間には迎合出来ないみたいだ・・・

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予定と実績

先週の今日は、土日はどこかドライブでも行こうかと
思ってたけど、実際に休みになると、
何となくまたやる気がなくなって来て、結局、リハビリ以外には
ミスドでドーナツ買って来て家で食べただけだった。

今、この時も明日明後日は何かしようかと
考えてはいるものの、また何の実績もなく週末が終わるのだろう。

口唇ヘルペスは治った。
病気は良くも悪くもない状態。

状況的には出掛けられる。

どこ行くにしても、一人で行くのはつまらない。
誰か誘えばいいかもしれないけど、都合が合わなくて断られるとなぜか大きく凹む。

自分だけがヒマ人な気がしてきて、どんどん卑屈になっていく。

ただ、明日は車検でクルマを持って行く用事があるので、
ついでにどこか寄り道でもしてみようかと思ってる。

いい時間が過ごせればいいと思う。

毎週のリハビリが実はわりと充実した時間になっていたりする。
これでいいのか。

この状況を抜け出すには自分で行動して何とかするしかないんだろうけど、
それをするバイタリティーを持ち合わせていない。

ムリする必要はないよね。

こうやって何となく惰性で日々が流れていくのだろう・・・

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プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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