ときめき

帰宅時、会社の近くのアパートに
見慣れないクルマが路駐していた。

多分、20代と思われる男性が
一人乗ってた。

しばらくすると、アパートから
若い女性が出てきた。
キッチリオシャレしているその女性は、
先ほどのクルマの男性に手を振ると、
男性も手を振り返す。

女性は微笑みながら、クルマに乗り込み、
クルマはゆっくりと走り去った。


そーですかぁ、金曜夜のデートですか。
羨ましい限りだ。

素敵なお店で食事して、
いろいろなお店が立ち並ぶ通りを
2人ではしゃぎながら歩いたり、
ナイトドライブして、
夜景とか見たりするのかな。

うん、まさにかけがえのない時間だね。
見ず知らずの2人だけど、
今、この時間を思い切り楽しんでほしい。

素直にそう思った。


正直、そんな光景を見るのは
未だにつらいし、切ない。
でも、今、その楽しい時間を
過ごせる人には、本当に
その時間を大切に過ごしてほしい。
後悔の無いように。



妻との数ええきれないデートが
脳裏をよぎる。

デート前日はキッチリ洗車して、
車内も掃除して臨んだもの。

デートコースの下見とかも
したなぁ。(笑)
とにかく妻を喜ばせたい。
笑顔が見たい。その一心だった。

よくあんなに一生懸命になれたものだと
自分でも感心する。

今は、あの世でのデートを楽しみに
するしかないか。



また両親がケンカしてる。
疲れるなぁ・・・

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実は初めて

今日(正確には昨日)、友達に誘われて、
セントレア(中部国際空港)で
食事をしてきた。

実はセントレアは初めて。
出来た当初はかなりの混雑で、
人ごみがキライな僕は、
2、3年経って、人が減ったら
行こうかなと思ってた。

ちょうどその頃に
妻が亡くなったので、
一人では特に用事もないので、
行く事もなかった。

今日食事したお店は、離着陸する飛行機や、
スカイデッキのイルミネーションを
見ながら食事が出来るお店だった。

料理も美味しいし、窓から見える
景色も綺麗。
妻と来たかったなぁ。

いや、今日は妻も一緒に来ていたよね。

妻はどんな反応をしただろう。

僕の好きな笑顔を見せてくれただろうか。

もうどうやっても
その笑顔を見る事が出来ない。
悔しい、切ない。


スカイデッキで離陸する飛行機を
見てて、新婚旅行の事を思い出す。

僕達もああして離陸して、
心躍らせながら旅立った。

当時はセントレアがまだ無く、
名古屋空港から飛び立った。
帰路は成田経由で名古屋空港へと
言うルート。

幸せな旅立ちの約10年後に
妻だけがこの世から旅立つなんて、
誰が想像出来ただろう。

結局、何を見ても、
妻の自死へと繋がってしまう。

傍から見ても、相当哀しい目をして、
飛行機を眺めていたに違いない。


つらいけど、悲しいけど、

当時の幸せな2人の気持ちに
少しでも戻れるような気がするから、
これからもたまには来てもいいかもしれない。


とりあえず、泣かずに飛行機を
見れるように心を鍛えないと・・・

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一緒

今日、仕事で危うく大きなミスをするところだった。

一度、完了近くまで来て終わろうかなと言う時、
自分でもどうして気づいたのか分からないけど、
そこで止めて確認すると、ミスが見つかり、
慌てて修正した。

あのまま完了していたら、
何気に大きな被害と言うか影響が
出ていただろう。

これは妻が気づかせてくれたのかな。

僕の横にいて、

「おーい、ここ違ってるよー。ヤバイよー」

と、こんな感じで気づかせてくれたんだろう。

「全く、私がいないとダメだね~」

きっとそんな感じで半ば呆れているのだろう。

ずっと僕にくっついてやるぞーと言ってたから、
間違いない。

うん、そう思う事にしよう。


とまあ、何か理由も分からないけど、
物事が解決した時や、危険やトラブルを寸前で
回避出来た時は妻の加護だと思うようにしている。

そう思うと何となく妻を感じられるような気がする。
いや、必ず感じたい。


常に僕を護ってくれているんだよね。
いつもありがとう。


たまには声を聞きたいな・・・

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綺麗・・とは思えない

一人になってからというもの、
TVはニュースと天気予報くらいしか見ない。

もともとTVはほとんど見る方じゃなく、
TV好きな妻に付き合って見てる感じだった。

自分の部屋のTVは、ほぼゲームや
DVD観賞用と化している。


夕食時、ニュースを見ていると、
ちょうど今の街の様子が
中継されていた。

街を彩るイルミネーションの数々。
アナウンサーが、「綺麗ですねー」と
伝えている。

ああ、今年もこの季節が始まったんだ。


妻と二人でこういう街並みを歩くのは
特に何が目的でなくても、
十分楽しかった。

他愛もない事を話したり、
時に立ち止まって街並みを眺めたり、
イルミネーションでいっぱいの
街はそれだけで何だかワクワクするような
気がしてた。


イルミネーション自体は以前と
変わらず輝きを放っている。

しかし、それを見ても
少しも綺麗とは思えない。
ワクワクどころか、胸が苦しくなり、
喪失感と悲しみでいっぱいになる。

時として、その街並みを歩く人達へ
向けられた怒りに発展する事さえある。


そういう気持ちになるから、
バラエティーや情報番組は
見ないようにしてるけど、
ニュースでもその危険があるなんて。


この冬の空の下のどこにも
もう妻はいない。


イルミネーションなんて
資源のムダだよ。

ああ、どんどん自己嫌悪に
陥っていく。


普通の感情を持っていた自分に
戻りたいよ・・・


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レシピ

定期的にポストに投函されるフリー雑誌?。

その中の読者投稿欄に、
妻の料理で何が美味しいかと、
夫が聞かれ、余ったカレーを
使ったカレーうどんと答えた夫に
対しての妻の嘆きが
投稿されていた。

こんな夫、どう思います?

みたいな内容。



作ってもらえるだけで
十分幸せだし、
作ってあげられる人が
いるのも十分幸せだと思う。

妻の料理で好きなもの。

いろいろあって回答に困るかな。


そういえば、妻が亡くなる数日前、
妻から、一緒にカレー作ろうと
言われ、いろいろ指導を受けながら、
作った。

後にも先にも一緒に料理作ったのは
あれが初めて。

僕がいると邪魔だし、キッチン汚すからと
いつも追い出されていたのに、
どうしたんだろうと思ってた。


今思えば、あの時既に自死を
決意していて、最後の想い出作りだったのか。

それに気付かなかった自分の愚かさが
恨めしい。


妻の料理が食べたいな。
レシピなんて何でもいい。

もっと味わって食べればよかった。

当たり前の事がものすごく幸せなんだと
無くさないと気付かない。


今度会ったら、何をリクエストしようかな・・・

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強くなったと言えるのか

先日、高校の同級生二人と会う機会があった。

近況やら昔話やらでわりと盛り上がる。

そんな中、お互いの仕事の愚痴が始まる。

どこもいろいろあって、苦しい事、イヤな事が
当然のようにある。
お金もらうんだから楽な仕事は無いよなぁと
慰め合う。

そんな仕事の苦しさ、ストレスの対処法についての
話しになり、

同級生「どうやって乗り切ってる?」

僕「何かあっても命まで取られるわけじゃないと
  思って、開き直ってやってるかな。
  いや、別に死んでもいいし。」

同級生「いや、死ぬのはいかんだろ。
    でも、相当強くなってるな。スゴイわ。」


うーん、これは強くなってると言うのか。

何事にも反応が鈍く、
どうなってもいいと思ってるだけなのに、
周囲から見れば常に冷静で
悩んでる様子が無いと見られるんだろうか。

妻の事になると泣くわ喚くわ取り乱すわで、
弱過ぎてイヤになるほどなのに、
自死遺族となったせいで、
一般的には強く見られるようになってしまった。


そんな同級生との会話では、
なぜかお互いの家族の話しには言及しなかった。


同級生も僕の妻が亡くなった事は知ってる(自死は知らない)から、
気を遣ってくれたのかな・・・


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異なる世界

今日は、趣味仲間の集まりに行く為に、
高速を利用。

途中のSAで、仲間の1人と合流する為、
待ち合わせのSAに到着。

時間よりかなり早く着いたので、
仲間を待つ間、
SAの中にあるスタバで休憩。

飲み物を受け取って、
席に座り、外を眺めていた。

ふと、飲み物を買う時に、
並んでいた僕の前のカップルや、
僕の後に並んでいた人が、
おちょこサイズのお試し品を
もらっている事に気付く。

席に座っている他の人も
自分が注文したものとは別に
おちょこカップをもらっている。

ああ、そうか。
僕は負のオーラが身体から滲み出てるから、
もらえなかったのかな。

単純に店員さんの忘れかもしれないけど、
明らかに僕以外はみんなもらっている。

そうか、みんな恋人、夫婦、家族で
ドライブ中の楽しそうな雰囲気だからか。
僕だけ楽しそうな雰囲気が無く、
妙に浮いてるって事か。

被害妄想かもしれないけど、
自分だけ違う世界の住人のような気がした。


外を眺めてると、手を繋いだり、
腕を組んで歩いてるカップルが目につく。

以前のように妻と手を繋いで歩きたいな。


SAやPAは妻が好きで、ドライブ中はよく立ち寄った。
高速では妻は助手席で寝ている事が多かった。

付き合い当初からそんな感じだったから、
男として見られていなくて、
僕に対する警戒心が皆無だったんだろうか。

僕は話しながらのドライブもいいけど、
ただ、横で寝ている妻をちら見しながらの
ドライブも楽しかった。何だか安心出来た。

高速走行中、寝ていた妻が起きると、
「トイレー!」「お腹減ったー!」
大体この二つのどちらか。(笑)

僕は、はいはい、と言いながら、
次のSAに寄る。

そんな想い出が頭をよぎりながら、
目の前のカップルを見てたら、
みるみる内に涙が溢れて来た。

涙が流れ落ちる前に慌てて他ごとを
考える。

未だに泣けてしまうんだ。
いつになったら、まともに
カップルを見る事が出来るんだろう。


もう一生、自分は一般社会とは
異なる世界に住み続けていくんだろう・・・

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もしも

ある日、妻が生き返ってまた
一緒に暮らせる事が実現したら、

最初は言葉が出ず、
本当に妻だと確信出来たら、
思い切り抱きしめて、号泣するだろう。

こんなに嬉しい事は無い。



が、現実はどうだろう。

社会的にはもう存在しない人。
戸籍も無い、身分証明書も無い、
普通に社会生活が送れず、
引き籠りの日々になってしまうんじゃないか。

役所等にどうやって届ければいいのか、
生き返った?、信じてもらえる訳ない。

じゃあ、同姓同名の全く違う人?
そもそも戸籍が無い。

一旦、社会から抹消されてしまった
人間を再び戻すのはかなり困難だ。

こんな現実的な事を考えるように
なったのは、妻がいない事実を
受け入れているって事だろうか。

決してその事実を認めた気は無いけど、
どこかでそれを認めてる自分がいる。
そうしないと生きていけない気もする。

妻が生き返ってももう社会には
その居場所が無いって事か。

切ないな。



それでも、現実に妻が目の前に現れたら、
そんな事は関係なく、受け入れて
一緒に暮らす事は間違いないだろう・・・


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叫び

連休も特にする事もなく、
洗車と家の片づけで終わろうとしていた。

最終日の今日は、珍しく友達と昼食を食べてから、
カラオケに行く事に。

カラオケなんて何年ぶりだろう。

システムも微妙に変わってて、
少し戸惑った。

オッサン2人でカラオケ。

久々に思い切り声を出して、
終わる頃には声が枯れてた。

思い切り叫ぶって、結構発散になるのかな。
それなりに体力使って、
気持ちが紛れたような気がする。

思い切り叫んだのは、
妻が亡くなってしばらくした頃に、
クルマ運転しながら、
妻の名を叫んだ時以来。

妻が亡くなった時~
通夜、告別式では思い切り泣くとか
叫ぶと言う事は無く、
ただただ、呆然と事を進めただけ。

その後に妻がいない日常を
思い知らされ、泣き叫ぶ日が続いた。

思い切り叫ぶと不思議と
つかの間であっても平静を取り戻す事が出来た気がする。

心がもやもやしてる時は、
カラオケが有効?

なんか微妙だけど、
これからもたまには行ってみようと思う。


さすがにカラオケボックスでは
妻の名は叫べないけどね・・


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予想だにしなかった

今日は、仕事が早く片付いたので、
帰宅も早かった。

なので、夜のウォーキングに出かけてみた。
母校の中学まで歩いてみる。
徒歩通学だったので、当時の通学路を歩く。

結構、いい運動になる。
当時は当然、毎日通っていたんだよなぁ。
さすがは10代。(笑)
今の体力だと少し汗ばむくらいに
なっている。

やっぱり身体を動かすのは
心地いい。

15年近く地元を離れていたから、
道や家もかなり変わっていて、
あれが無い、こんなのあったっけ?の連続。

中学時代を思い出しながら、
そんなに年月が経ったのかなぁと
感慨にふける。

と同時に、当時は妻も元気に生きてて、
未来への希望も溢れていたんだろう。
自分が35歳で自死するなんて
思う訳がない。

そんな事を思いながら、歩いていると、
汗ばむような状態はどこへやら、
心が冷えて来ると、身体も冷えて来る。

さすがに夜の風が冷たい。

どんなに歩いても運動しても、
心の中までは暖まらない。

冬が近づく季節だけど、
心は年中冬・・・


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プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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