重ね合わせ②

悲しみの向こう岸に微笑みがあると言うよ

悲しみの向こう岸に微笑みがあると言うよ
辿り着くその先には何が僕らを待ってる?

逃げる為じゃなく 夢追う為に
旅に出たはずさ 遠い夏のあの日

明日さえ見えたなら
ため息も無いけど

流れに逆らう舟のように
今は前へ進め


苦しみの尽きた場所に
幸せが待つと言うよ

僕はまだ探している
季節外れの向日葵

こぶし握りしめ
朝日を待てば

赤い爪痕に涙 きらり 落ちる

孤独にも慣れたなら
月明かり頼りに

羽無き翼で飛び立とう
もっと前へ進め

雨雲が切れたなら
濡れた道輝く

闇だけが教えてくれる
強い強い光

強く前へ進め



「1リットルの涙」
TV版の主題歌
「Only Human」の歌詞。

悲しみの向こう岸に微笑みも
苦しみの尽きた場所に幸せもなかった。

明日さえ見えないから、ため息も出る。

妻は明日さえ見えないというより、
先の事は見たくないという状態だった。
あの状況では無理もない。

僕はまだ何を探しているんだろう。

何を探せばいいのか、
どう前を進めばいいのか
分からないけど、
立ち止まっていてはいけないのかな。

健康な体があるのに、出来る事がたくさんあるのに、
何もしないのは勿体ないのかな。
うつむいている暇なんかないのかな。

原作者の亜也さんに失礼かもしれないな。

何より妻に叱られるかもね。


強く前に進む為に、
何か出来る事を探す事から始めるか・・・





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重ね合わせ

ここ最近、「1リットルの涙」を見ている。

映画、TV、書籍で有名だから、内容は割愛。

リアルタイムで映画、TVはほとんど見てなかったけど、
妻が体調を崩してからは、
それ系のものは片っ端から見ていたから、
この作品もそのひとつ。

この作品の狙いは、
原作者(主人公)のひたむきさ、
前向きさを見て、
命の重み、生きる事とは何かを
見つめ直すとかだと思う。

しかし、僕達にとっては、
作品中の主人公と家族に
自分達を重ね合わせ、
自らの未来を予想してしまっていた。

主人公の疾患と妻が抱えたと思われる疾患とは
正確には違うけれど、症状や状況はほぼ同じ。

妻も一度は、自然にその時を待とうと
いう気持ちになったみたいだけど、
やはり、変わっていく自分を想像して、
あまりに厳しい現実に絶望し、
自死という結論に達した。


妻が亡くなった後、
妻のクルマに乗ると、
オーディオ設定が、TVドラマでの
挿入歌「粉雪」が
リピート再生になっていた。

その時のやりきれなさったらない。


それ以来、作品は見てなかったけど、
なぜかまた最近見始めた。

映画、TVドラマ双方を、
泣きながら見ている。

その涙は、作品中の主人公に
対してではなく、
主人公に妻を重ね合わせているから。

その悲しさ、悔しさに
とめどなく涙が溢れる。


可哀想とか同情とかの
陳腐な感情は一切なく、
ただただ、どうにもならない
現実に涙する・・・


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矛盾

「ほこたて」では無く「むじゅん」。

月日が経つにつれて、
妻を失った悲しみにプラス、
①一人での寂しさ、
②未来(あればの話)への不安が
大きくなってきた。

①と②を解決するには、
伴侶とまでは行かなくとも、
一緒にいてくれる人を見つければいい。

でもそれは、妻を失った悲しみや、
妻への想いに対して、
自分なりのある程度の割り切りというか
踏ん切りというか整理がついてないと
ムリ。

月日が経てば、そのへんは自分の中で整理が
ついて、一緒にいてくれる人を
探す事に専念出来るのかもしれない。

でも、妻への想いが未だに全く
衰えない、整理出来ていない状況で、
他の人と一緒にいれる訳が無い。

妻への強い想いを抱きつつ、
誰かと多くの時間を共有するなんて、
矛盾した行動は困難極まりない。

自分の中の心のバランスが
てんで取れていない。
むしろ崩壊の一途を辿っている気がする。

いっその事、妻から
「もういいよ、自分が生きていく事
 だけ考えて。
 一緒に生きていける人が必要なら、
 その人と生きていけばいいし、
 今の状況が続いたら、私も心配だよ。」

そうはっきり言ってくれれば、
進めるかもしれない。


僕はいったどうしたらいい?
教えて、助けて。

妻の写真に泣きながら
お願いしてみたけど、反応がない。


自分で何とかしろって事か・・・


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現実

妻が亡くなる2年前。

結婚してすぐに飼ったうさぎが
亡くなった。

結婚してからずっと一緒だったので、
妻と二人してそれはもう悲しんで、
ペット専用の葬儀をして、
遺骨を拾った。

しばらくは二人とも相当落ち込んでいた。
特に妻は半分鬱病のようになって、
僕が励ます事が多くなっていた。

そんな状況に耐えきれず、
今度は猫を飼う事にした。

その僅か1年後に妻の遺骨を
拾う事になるとは思いもよらなかった。


うさぎを送って、妻を送って、
普通に行けば、今度は猫を送る事になるんだろう。

もう大切なものの死に立会い、
悲しむのはイヤだ。


そして、
僕はいったい誰が送ってくれるんだろう・・・



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その時は

先日、父親が入院した。

今日もお見舞いに行って来た。
病気自体は大した事なく、しばらくすれば
退院出来る。

父親は職場から救急車で搬送された。
救急車も入院も人生初なので、
病院のベッドで、
「もうこんな経験はこりごりだ。
 これからはちゃんと健診受けないとな。」
と反省していた。

うん、そうしなよと
頷いていたけど、
内心は、
「救急車で搬送されただけマシだよ、
 妻は既に手遅れで搬送もされずに、
 警察呼んで検死だったのに。」

「病名も治療法も分かって、
 これから気をつける事も出来るんだから、
 幸せだよ。」
妻はどこ行っても診断すらされず、
治療もされず、体のつらい症状は
改善されず、将来なんて闇しか
なかったんだから。

ああ、こんな感情が出てくるようじゃ、
やっぱり普通じゃない、まともな思考が
未だに出来てない。

父親入院の準備は当然、妻である母親がした。
兄弟も家族を連れてお見舞いに来た。
兄弟が入院すれば、その妻が、子供達が
世話をするだろう。

僕は・・・

妻が入院した時は当然、僕がいろいろ
動いた。

自分が入院とかになったら、
もうおしまいだな。

親兄弟に迷惑にならないように
しないといけない。

そうならないように心懸けるけど、
避けようがない事態があるかもしれない。

もし、それが長引く厄介な病気や、
後遺症が残るものとかだったら、
積極的な治療はしないでほしいと、
今から家族に言っておくかな。

自死を選択するわけじゃないけど、
とりあえず、遺された者が
迷わないように遺言状とかを
やっぱり書いておいた方がいいかな。


人間なんていつどうなるか
分からないから・・・


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個人差かな

今日のブログは長いです。




僕のクルマは絶滅危惧種のMT車。

AT車が9割以上のこのご時世では、
変わり者以外の何物でもない。

ふと、運転しながら、
妻と付き合い始めた時の事を
思い出す、

妻「MT車なのに、運転がMT車っぽくないね」
何の事かと思ったら、
妻の友達の女の子で、
MT車に乗ってる子がいるらしい。

その子のクルマに乗せてもらった時に
変速ショックが結構大きく、
MT車はこういうものだと思ったみたい。

僕は速く走る場面では、
そういう操作になる事もあるけど、
街中ではクルマを
労わって出来るだけスムーズな
操作を心懸けている。

スムーズな操作をしないと、
自分自身も不快だしね。

そんなゆったりとした
操作が、妻の目には
MT車らしくないと映ったみたい。

クルマ好きにとっては
かなり嬉しい反応。

妻もどちらかと言えば、
クルマ好きで、クルマがない人は
とりあえずお付き合いの対象から
外れるらしい。

昔はそんな風潮もあったね。

今では考えにくいかも。

当時とクルマは変わったけど、
MT車である事には変わりない。

今の僕の運転は妻にはどう感じるんだろう。

是非とも聞きたいところだけど、
隣には妻はいない。
いるかもしれないけど、
見えない、話せない。

何か買っても誰も反応してくれない。
感想言ってくれる人もいない。

買い物行っても相談しながら
買い物出来ない。

良さげなお店があっても、
一人では行く気にならない。

そんな積み重ねで、
どうしようもない寂しさから、
出会い系でもやろうかなと
思ったその夜。

妻が出て来て、
寝ている僕の上から覆いかぶさるように、
僕を見ていた。

出会い系はするなと
いう事か。

いや、そもそも他の
女性と過ごそうとする事自体が
浮気だという事か。


分かってますよ、十分に。

だったら、僕と話をしてくれないかな?
一緒にどこか行ってくれないかな?

それが出来ればこんな苦しい
想いしなくてもいいのに。

でも、一番苦しくて悔しくて辛いのは
妻だよね。

もっともっと出て来たいけど、
それもなかなか叶わないのかもしれない。

神仏がいるのなら、
こんな二人を一日でも早く、
再会させてほしい。
今度は最後まで
添い遂げさせてほしい。


妻が亡くなって4年が過ぎたけど、
まだまだ安定する日は来ない。

他ではこれくらいの時期だと、
わりと現実を受け入れて、
落ち着いている人を見かける。

個人差ってやつかな。

でもどうしようもないじゃないか。

僕の事を想ってくれる、
いつも気にかけてくれる、
何でも信頼して任せられる


そんな人は妻以外にいないのだから・・・



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プロフィール

るい37

Author:るい37
妻を自死で亡くした40代です。

親兄弟にも言えない心のもやもやを吐き出せば少しはラクになるかなと思い、ブログでも書いてみる事にしました。

いつまでもつか分かりませんがね・・・

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